製造に使用するオーディオ・アナライザにとって、高速測定、マルチチャネルアプリケーションでのパラレル信号処理、連続動作での高い信頼性は不可欠な要件です。それに加えて、システムで使用するコスト効率の高い測定器をお探しなら、R&S®UPP オーディオ・アナライザが最適です。
R&S®UPV オーディオ・アナライザは、ローデ・シュワルツのハイエンドの測定器で、オーディオ計測の分野で長年にわたって確固たる地位を保持してきました。測定確度とダイナミック・レンジを極限まで高め、独自の測定機能を備えたR&S®UPVは、研究開発や品質保証の作業に最適です。
オーディオアプリケーションの中には、ダイナミック・レンジや汎用性に対する要求がそれほど高くないものも多くあります。製造で通常重視されるのはスループットの高さであり、製造テスト・アセンブリのコストも重要な役割を果たします。民生用オーディオ機器をテストする際には、サラウンド・サウンド・システムのマルチチャネルデバイスを、HDMIなどの最先端のインタフェースを使用して測定する必要もあります。このような作業には、R&S®UPP オーディオ・アナライザ・ファミリーが威力を発揮します。モデルに応じて、2チャネル、4チャネル、または8チャネルのパラレル処理が可能です。さらに、複数のアナライザをカスケード接続することで、最大48個の測定チャネルを同時にトリガでき、測定時間の短縮につながります。
コンパクトでコスト効率の高いR&S®UPP オーディオ・アナライザは、システムアプリケーション向けに設計されています。筐体の高さを抑えた設計で、フロント・パネル・コントロールや内蔵ディスプレイはありません。LAN、USB、IEC/IEEEバス経由でのリモート制御が可能です。外部モニタ、マウス、キーボードと組み合わせることで、ラボベンチ用の手動操作可能な測定器になります。制御PCを内蔵し、必要なソフトウェアがあらかじめインストールされています。ユーザはただちに測定を始めることができます。
同じ操作方式とリモート制御を備えたR&S®UPVとR&S®UPP オーディオ・アナライザは、強力なチームになります。UPVは研究開発用、UPPは製造用に最適であり、両方を組み合わせて使用すれば、測定器設定や測定ルーチンを交換できるので、さらに威力を発揮します。