ローデ・シュワルツ、無線テクノロジーマネージャー、Reiner Stuhlfauth
「リリース15/16でのLTE-Vから5G NRへの進化により、ネットワークベース(Uuインタフェース)および他の車両等との間でのダイレクト通信(PC5インタフェース)の新たな可能性が生まれます。ローデ・シュワルツは、他社にはない5Gのネットワークおよびデバイス向けの高度なテストソリューションを提供しています。」
洗練されたエンターテイメントや安全関連アプリケーションによる車両の快適性の向上が、車載テクノロジーの進化を牽引しています。LTEから5G NRへのセルラーV2X通信の急速な進歩により、自動車業界は、完全自動運転を可能にする重要な要素である、超低遅延と信頼性の高い車両コネクティビティの実現に向けた新たな局面を迎えています。
この他にも、安全性を向上させ、他の車両や歩行者および路側機が相互に重要な情報を直接やり取りできるようにするテクノロジーとして、セルラーネットワークベースのインタフェース(Uuインタフェース)だけでなく、PC5ダイレクト通信があります。また、3GPPリリース14規格で導入された「サイドリンク」などの通信パスにより、交通安全と交通の流れを向上させる新たなセルラーV2Xコネクティビティシナリオが可能になります。
セルラーネットワークおよびC-V2Xのテストは、研究開発および製造のすべての段階を通じて行う必要があります。将来のより安全なモビリティーを実現するため、自動車業界は革新的なソリューションを必要としています。
ローデ・シュワルツでは、これらの固有の課題に対応する最適なツールとして、実証済みの5GネットワークおよびセルラーV2X電子計測ソリューションを提供しています。
5Gは、超低遅延と信頼性の高い車両コネクティビティによって新たな可能性を拓きます。これは完全な自動運転車の実現を加速する可能性があります。
信頼性と精度:自動車メーカーおよびサプライヤーは、ネットワークベース(Uuインタフェース)通信とPC5ダイレクト通信による他の車両等との間でのピアツーピアのデータ伝送に対応した信頼性の高いV2Xコネクティビティを実現する必要があります。S/N比(SNR)が低い、エラーベクトル振幅が悪化している、フェージングが激しいなどの最悪の条件でも、常に高い信頼性が求められます。また、同時に極めて精度の高いGNSS測位を行う必要があります。
相互運用性:車載テクノロジーは、シームレスに連携して機能する必要があります。これは、革新的なデジタルモビリティと新しい交通安全アプリケーションを実現する鍵になります。特に、迅速さと効率性が求められる研究開発工程では、包括的なテストと適合性評価が非常に重要です。
グローバルな適合性と認証:車載コネクティビティ用の移動体通信ソリューションは、さまざまな地域やグローバルなエコシステムで、IEEE802.11p、GCF、ITS、3GPPリリースのグローバルな各種規格に準拠する必要があります。革新的なテストソリューションが、これらの規格への準拠に役立ちます。
LTE/5Gネットワーク(Uuインタフェース)、C-V2X(PC5インタフェース)に加え、3GPPおよびGCF適合性テストにも対応し、将来にわたって使用できるベンチマークのコネクティビティ・テストソリューションです。
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