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1月 25, 2024

ローデ・シュワルツがMWC 2024に:モバイル産業に向けて、さらなる接続性の実現や技術革新を可能にする電子計測ソリューションを紹介

ローデ・シュワルツは常に技術革新の最前線を歩みながら、包括的な電子計測ソリューションの提供を通じてモバイル産業の未来を切り開いていこうと努めています。MWC Barcelona 2024においても、“Enabling Connections, Empowering Innovations〔接続の可能性を広げて、力強い技術革新を〕”をスローガンに、同業界のトップ企業やメーカーをはじめとする未来志向のお客様がそれぞれのアイデアを新たなモバイル製品やアプリケーション、新技術として実現できるように広範な製品ラインナップを出展します。

ローデ・シュワルツは、モバイル産業向けソリューションをMWC Barcelona 2024に出展します。s
ローデ・シュワルツは、モバイル産業向けソリューションをMWC Barcelona 2024に出展します。

2024年2月26~29日にバルセロナで開催のMobile World Congress(MWC)に今年もモバイル業界が一堂に集います。展示会場Fira Gran Viaのホール5・小間番号にブースを構える5A80ローデ・シュワルツも、同展示会の主要テーマに沿った次の4分野に応えるさまざまな革新的技術を紹介する予定です。5G & Beyondとして、5Gのさらなる進化と6Gの到来を促す多彩なソリューションに焦点を当てます。またConnecting Everythingについては、コネクティッド・エコシステのシームレスな統合のためのソリューションを取り上げます。Private Networkとしては、ビジネス・コミュニケーションやミッションクリティカル通信に対する性能と品質の保証をカバーします。さらにGame Changerと位置付けて、来場者の皆様に一足はやく未来の拡張現実アプリケーションを体験いただきます。

5G & Beyond:5Gとその先へ
ローデ・シュワルツは展示ブースの大部分を、特にモバイル・エコシステムの実現と次世代コネクティビティを強化するソリューションに充てる予定です。最新の技術的向上に対応したR&S CMX500 ワンボックス 5Gシグナリング・テスタ(OBT)をはじめとする最先端の無線通信テスタによる多数のデモンストレーションを通じて、来場者に5Gから5G Advancedへの転換が進む様子を間近にご覧いただきたいと思います:

- ローデ・シュワルツは、非地上系ネットワーク(NTN)のためのテスト・ソリューションをもとに、陸海空のシームレスなグローバル・カバレッジの限界を押し広げようと取り組んでいます。特にNTN-NRによって、スマートフォン等の5G機器が衛星ベースのサービスと直接結ばれます。そこで、デモ用セットアップの一つでは、R&S CMX500モバイル無線機テスタで広範なネットワーク条件をシミュレートし、NTN-NR対応機器が世界中どこでも問題なく動作することを確認できるようにします。

- 将来のモバイル・ネットワークに広帯域化をもたらす5G NR FR3周波数帯への準備として、R&S CMX500およびR&S CMP200無線通信テスタはすでに、同周波数帯の研究開発や製造テストに対応しています。MWCでは、4〜20 GHzの各周波数帯をサポートしたシグナリングおよび非シグナリング測定がご覧になれます。

- もう一つの展示ブースのハイライトが、市場最小のフットプリントで行うFR1 RFおよびRRMの測定です。ローデ・シュワルツはR&S CMX500を改良・強化して、無線リソース管理とRFインバンドの3GPPコンフォーマンス・テストをワンボックスで行えるようにしました。

- 公衆のホットスポットや家庭・企業内WLANなど非3GPP(Untrusted Non-3GPP)ネットワークを5Gコアネットワークと統合することが、5G発展の極めて重要な側面となっています。そこでローデ・シュワルツは、R&S CMX500マルチテクノロジー/マルチチャネル・シグナリング・テスタにWi-Fi 7対応機能を追加しました。5G WLANオフローディングにも対応しており、同テスト・プラットフォームはN3IWFゲートウェイとして機能します。さらに、Voice over Wi-Fi(VoWiFi)もすべてワンボックスでテスト可能です。これに加えて、R&S CMP180無線機テスタを使えば、480 MHz帯域幅のWLAN波形をループバックモードで検証できるようになります。この帯域の波形は、現在策定が進むWi-Fi 8(IEEE 802.11bn)規格において、その候補波形としての可能性が議論されています。このことからも、同測定器が研究開発と製造の両面でユーザーにとって将来性確かなものであることがお分かりいただけるでしょう。

ローデ・シュワルツの展示ブースでは、このほかにも5Gブロードキャストのデモンストレーションを行います。この分野について、ローデ・シュワルツは世界各地での実演や実用的ソリューションを紹介しながら同技術の成熟が深まっていることを証明しつつ、業界をリードしてきました。今回のMWCでは、放送事業者やネットワーク事業者、コンテンツ・プロバイダが、エンドユーザーの体感品質と周波数効率に優れる5Gブロードキャスト技術をもとに、いかに同技術を活用して新たなビジネスチャンスにつなげられるかを実演展示する予定です。

一方、ネットワーク・インフラ分野で進展しているO-RAN技術について、ローデ・シュワルツはVIAVI Solutions社とともに実績豊かな自動テスト・ソリューションを提供して、ネットワーク効率の向上と省エネが実現するようご支援しています。Open RANに基づくネットワークの無線ユニット(O-RU)は総消費電力に大きく寄与します。そこでVIAVI社のTM500 O-RUテスタでは、エネルギー効率に焦点を当てたO-DUエミュレーション・テスト・スクリプトを用意しています。O-RU の動作と消費電力の関係はR&S RTO オシロスコープを使用してモニタします。さらにR&S NGP 電源ユニットでO-RUへ電力を供給すると同時に、その電圧と電流の時間にともなう変化の統計データも確認できるようになっています。そして、このセットアップ全体をVIAVI社の集中管理アプリケーションO-RU Test Managerで制御します。

ローデ・シュワルツは、パブリックとプライベートいずれの5Gモバイル・ネットワークでも最適なサービス品質(QoS)と体感品質(QoE)を確保するために、専用ソリューションのラインナップも出展します。モバイルネットワーク・テストの専門スタッフが、ライブで製品デモを行い、テスト・シナリオのほか、ETSI整合規格によるネットワーク性能の体系的な向上手法まで幅広く紹介する予定です。こうしたソリューションにより、世界中のお客様がパブリック・ネットワークだけでなく、事業用やミッションクリティカルなモバイル・ネットワークの全ライフサイクルにわたって、人をエンドユーザーとしても機械をエンドユーザーとしても、その最適な性能を検証・実現できるようにしています。

5Gのその先6Gを見据えて、たとえばDバンド(110~170GHz)などのTHz領域における応用研究を可能にするため、ローデ・シュワルツはMWCに明確にご理解いただけるテスト・ソリューションを多数展示します。そのデモンストレーションの一部には新しいR&S SFI100A広帯域IFベクトル信号発生器を取り入れました。高度なアプリケーションに使えるこのコンパクトで使いやすい測定器は、最大10 GHzという非常に広いRF変調帯域幅を特徴としており、完全校正済みのIF信号を生成できます。またローデ・シュワルツはNVIDIA社と共同で、ニューラル・レシーバー用のHIL(Hardware-in-the-Loop)テストベッドを進化させてカスタム変調機能を追加しました。今回の画期的なデモンストレーションは、私ども両社が昨年のMWCイベントで紹介した6G向け AIネイティブ無線インターフェース(AI-native air interface)コンセプトの考え方を拡張するものです。新たに受信側と送信側の両方に対応するかたちとなり、将来のワイヤレス通信におけるAIのポテンシャルを追求するうえで大きな飛躍を遂げました。

Connected Everything:すべてをつなぐ
ローデ・シュワルツは、相互に通信するウェアラブル機器や産業機器から、極めて重要なデータが送信されるコネクテッド・カーまで、生活のさまざまな場面で安全・確実に接続された世界を実現できるように取り組んでいます。そのローデ・シュワルツが、MWCでは最新の無線機テスタを使って、統合型のIoTネットワークを可能にするアプリケーションをご紹介します:

- いまだNTN-NRは発展途上にあるものの、すでにNTN NB-IoT技術はSOSメッセージや遠隔監視のような用途において地上系ネットワークではアクセスできない遠隔地にもワイヤレスな接続環境をもたらしています。このNB-IoT NTNに対する研究開発からコンフォーマンス、事業者によるテストまで、そのテストニーズに応えるのがR&S CMW500です。この1台で3GPP準拠のプロトコル・RRM・RFの各コンフォーマンス・テストはもとより、Skyloテストプランもサポートしています。

- 3GPPリリース17では、5G RedCap(Reduced Capability)が導入されて、新たなタイプのIoTデバイスが実現可能になりました。5G RedCap用モデムでは複雑さが軽減され、周波数帯域幅は小さいものの消費電力が少なく、動作はスタンドアロン(SA)モードのみです。チップセット・メーカーやOEM企業にとって非常に重要なKPIである消費電力テストを含め、そうしたデバイスのあらゆるテスト場面に応えられるようにR&S CMX500 OBT liteをご用意しました。

またMWCに来場の自動車産業関係者の皆様には、ローデ・シュワルツの展示ブースで車載コネクティビティに対するソリューションをご覧いただけます。当社の試験・計測ソリューションは、コネクテッド・カーのさらなる発展を可能にし、新技術によってドライビング・エクスペリエンスや安全性、自動運転機能を向上に導きます。展示するソリューションの1つに、R&S CMX500 OBT 5Gシグナリング・テスタをR&S SMBV100B GNSS衛星シミュレータと合わせて採用した5G NG eCallテストがあります。もう1つのデモでは、既存のLTEベースのC-V2Xに加えて新たに5G V2Xのテスト機能が加わったR&S CMP180無線通信テスタを紹介します。この追加で、すべてのV2X技術(LTE・NR・IEEE 802.11p)をサポートできるようになりました。

正確な測距や低消費電力、高い安全性と信頼性を特徴とする超広帯域(UWB)技術は、特にデジタル・キーをはじめとする多くの車載アプリケーションに適しています。ローデ・シュワルツはMWCにおいて、量産および研究開発でのUWBテストに関わる課題を解決できるUWBテスト機能を統合したR&S CMP200無線通信テスタを公開します。

ローデ・シュワルツのネットワーク&サイバーセキュリティ部門は、公共事業や重要インフラ(KRITIS)、小売業、医療業界などの分野で信頼性の高いデータ送信とシステム整合性保護を実現するために、エンドポイント・セキュリティやセキュア・ネットワーク、高品質な暗号化技術を提供しています。こうした分野のIT担当者の皆様からは、ネットワークとそのサイバーセキュリティ問題に関する計画づくりや導入・運用、さらには最適化についてローデ・シュワルツのソリューションに信頼をお寄せいただいています。

Private Network:プライベート・ネットワーク
5Gによるプライベート・ネットワークやキャンパス・ネットワークは、製造業や倉庫業のほか、エネルギー公共事業や鉱業、港湾といった重要インフラなど、あらゆる業界の新しいユースケースにおいて、その生産性と効率の向上を可能にする高いパフォーマンスを備えています。しかし、期待どおりの事業収益を実現するとともに重要インフラの信頼性を確保するためには、パフォーマンスの最適化と間違いのない動作が欠かせません。これを達成のために、あらゆる段階でネットワークのパッシブおよびアクティブテストが行われています。導入・展開の準備としてのスペクトラム・クリアランスと干渉探索から、パフォーマンスのチューニングと受け入れ試験、定期検査、予知保全とトラブルシューティングのためのサービスレベルでのモニタリングなど多岐にわたるテストです。

MWCにおいて、ローデ・シュワルツはフラウンホーファー生産技術研究所(Institute for Production Technology:IPT)と協力し、プライベート5Gネットワークにおける決定論的で低遅延なデータ通信のライブ・デモンストレーションを含め、これらすべての段階をカバーした総合的なモバイルネットワーク・テスト向けポートフォリオを紹介します。また、ミッション・クリティカルな公共の緊急通報をブロードバンドMCXサービスに移行することが可能になるミッション・クリティカル・ネットワーク(MCX)試験ソリューションのデモンストレーションも行います。

Game Changer:新たな体験へ
最後にもう1つ重要なものとして、ローデ・シュワルツはMWC 2024にゲームチェンジャーとなる技術も出展します。展示ブースでは、5Gと6Gの大きな牽引役であり、未来の没入型メタバースの基盤でもある拡張現実(XR)アプリケーションの楽しい展示を体験いただけます。R&S CMX500 OBT 5Gシグナリング・テスタによって、5Gを用いたアバター通話のエンド・ツー・エンドなテストを実施して、利用者の体感品質(QoE)を確保するとともに通信技術の限界を押し広げたいと考えています。

ローデ・シュワルツの子会社ipoque社による暗号化トラフィック分析に基づく次世代DPI(Deep Packet Inspection)の展示では、高度なOEMネットワーク分析技術をもとにネットワーキングとサイバーセキュリティ・ソリューションを強化する方法を実演します。最先端のDPIエンジンであるR&S®PACE 2とR&S®vPACEは、暗号化・匿名化されたトラフィックのなかから、アプリケーションやプロトコル、サービスを検出・分類して、接続性とセキュリティを高めます。

ローデ・シュワルツは、バルセロナの展示場Fira Gran Viaで開催のMobile World Congress 2024にモバイル産業向け試験・測定ソリューションの包括的な製品ラインナップを出展します。ぜひ、ホール5・小間番号5A80の展示ブースまでお越しください。詳細につきましては、www.rohde-schwarz.com/mwcでご確認いただけます。

www.rohde-schwarz.com

お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

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ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。

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ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。


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