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1月 16, 2023

新しいワンボックス・ソリューションR&S PVT360Aが登場―FR1基地局、スモールセル、RFコンポーネントの特性評価や生産試験に

あらゆるタイプの5G FR1基地局やスモールセルのほか、RFコンポーネントの特性評価や生産における高速かつ高スループットなテストに向けて、ローデ・シュワルツは新しいR&S PVT360A高性能ベクトルテスタを発売します。フットプリントを最小にとどめたコンパクトなワンボックス測定器ながら、その信号生成/解析能力により最高水準の性能を発揮します。テスト信号や高いテスト・スループットにおいてエラーベクトル振幅(EVM)を最小限に抑えたいといった、テスト環境に対する高い要求にもすべてお応えします。また、オプションであるセカンド信号発生器/アナライザを使えば、マルチポートでのコンポーネント試験が行え、本当のMIMOテストに対応できるほか、単純にテスト能力を2倍にすることも可能です。

キャプション:R&S PVT360Aは、たとえば5G基地局の生産試験に理想的な機能を兼ね備えており、最小限のフットプリントで最大限の性能を発揮します
キャプション:R&S PVT360Aは、たとえば5G基地局の生産試験に理想的な機能を兼ね備えており、最小限のフットプリントで最大限の性能を発揮します

ローデ・シュワルツは、新しいR&S PVT360A高性能ベクトルテスタを発売します。ベクトル信号発生器/アナライザ(VSG/VSA)をワンボックスに収めたこのテスタは、FR1基地局やスモールセル、RFコンポーネントの生産や特性評価の場面でのテストに最適化されています。3GPP リリース16や17では、もともとのリリース15に仕様が追加された結果、5G NR FR1基地局やスモールセルのテストに対する要求がいっそう高まりましたが、同テスタはこれにも応えられるものとなっています。R&S PVT360Aの400 MHz~8 GHzという周波数は、すべての5G FR1仕様をカバーするだけでなく、7.125 GHzまでの米国で免許を必要としない周波数帯への拡張にも対応できます。また、最大500 MHzという信号帯域幅は、5G FR1の最大帯域幅100 MHzを大きく超えており、バンド外測定や隣接チャネル漏洩電力比(ACLR)測定にも対応可能です。

最大限の試験スループットを実現するため、2つの独立した信号発生器とアナライザによって、それぞれのツイン・チャネルが8つの並列な全二重通信のテストポートに対応するという高速な並列測定を可能にしています。また各チャネルは、出力テスト信号を8つの全ポートに送信可能です。入力については、並列でもマルチポートのデバイスでもシーケンシャルに解析できるように10ミリ秒以下で高速スイッチングされます。トランスミッタとレシーバのテストも並列に行うことが可能であり、特にR&S PVT360Aでは、結果処理の間のアイドル時間が最小となるようにテストシーケンスも最適化しました。セカンド・チャネルを取り付ければ、シーケンシャルにではなく並列に信号パスをテストできる本当のMIMO 2x2試験も実行可能になります。さらにオプションのスーマート・チャネル・モードを使うと、それぞれの出力信号と入力測定が独立となるようにR&S PVT360Aを最大8台のバーチャルな測定器に分割できます。このバーチャル測定器のモードでも、すべての演算や処理に対して最適なリソース・スケジューリングのもと、信号発生器とアナライザを共有します。

生産試験のほとんどの要件をカバーできるように、5G NRリリース15および16、17規格(これに加え最大8GHzまでのWLAN規格)に準拠した波形によって、EVMや出力、周波数エラーなど、典型的なあらゆる基地局の送受信テストに対応可能となっています。特にRFコンポーネントの特性評価用途において、最大限の性能を追求したいと考える開発者にとって、R&S PVT360A信号発生器のEVMの低さから、測定の不確かさを最小限にとどめる高精度なテスト信号が得られます。また特別な信号が必要な場合には、PCベースのWinIQSIM2波形生成プログラムを使ってカスタムな波形を作ることが可能です。同じくPCベースのR&S VSE Vector SignalExplorer信号解析ソフトウェアを使えば、さらに豊かな解析も行えます。

R&S PVT360Aでは、極めて価格が重視される生産試験という市場において、1台の計測器でその要求を完全にカバーするためのオプション・コンセプトを採用しています。帯域幅250 MHz・周波数400 Hz~6 GHzの8つのテストポートを備えた信号発生器/アナライザ1セットの構成から、それぞれが帯域幅500 MHzの最大周波数8 GHzに対応する完全なツイン・チャネル構成までサポートしています。すべてのアップグレードはキーコードによって行えますので、すぐにインストール可能です。

新しいR&S PVT360A高性能ベクトルテスタはローデ・シュワルツから今すぐご購入いただけます。詳しくは、 https://www.rohde-schwarz.com/product/pvt360a をご覧ください。

お問い合わせ:

欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)

北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)

アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、より安全に“つながる”社会の実現に向けた基盤を整えようと取り組む先駆的企業のなかでも、特に技術指向のグループとして、試験・計測などを始めとする技術システムやネットワークおよびサイバーセキュリティにおけるトップレベルのソリューションを提供しています。設立から85年以上にわたり、世界中の産業界や行政機関のお客様の信頼できるパートナーとして歩んできました。そのローデ・シュワルツでは、2021年6月30日現在、全世界で約13,000名の従業員が活躍しています。2020/2021会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして23.4億ユーロの売上を達成しました。本社はドイツ・ミュンヘンに構えています。

R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。

東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階

〒160-0023

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ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。


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