高速な高解像度のスクリーニング

R&S®QPS ミリ波セキュリティースキャナーは、1.5~2.5 sで非常に正確な測定結果を提供します。瞬時スキャンの所要時間はわずか64 msで、人間がまばたきする時間の5分の1です。したがって、他のイメージングテクノロジーの長いスキャン時間中に人が動いてしまった場合に起こりうるあいまいな読み取り値が、事実上、排除されます。

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R&S®QPSのスクリーニング時間
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課題

空港における搭乗者、セキュアな施設の従業員、スタジアムの大衆、マスギャザリングなどのセキュリティースクリーニングは困難な作業です。テクノロジーは、セキュリティー効果、運用効率、ユーザー体感のバランスをとる必要があります。そのためには、簡単な操作で正確かつ効率的に脅威を検出できる高度な高速スキャニング手法が必要になります。

ローデ・シュワルツのソリューション

精度が重視される場合の高解像度スクリーニング

空港における搭乗者、セキュアな施設の従業員、スタジアムの大衆、マスギャザリングなどのセキュリティースクリーニングは困難な作業です。テクノロジーは、セキュリティー効果、運用効率、ユーザー体感のバランスをとる必要があります。そのためには、簡単な操作で正確かつ効率的に脅威を検出できる高度な高速スキャニング手法が必要になります。

高解像度ミリ波テクノロジーが高い検出確率(Pd)と低い誤警報確率(Pfa)を実現して、金属材料でも非金属材料でも検出できる卓越した能力を提供しています。

高Pdと低Pfaの組み合わせによってセキュリティー効果が向上し、2次スクリーニングと警報判定の手続きを削減できます。

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確度の向上により、保安検査場の待ち時間が短縮され、潜在的な脅威と密輸品を短時間で特定できます。
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警備員は、アバター上にクリアに表示されたアラームの位置に基づいて、2次スクリーニングが必要かどうかを迅速に判断できます。複数の判定ステーションを利用すれば、2次スクリーニングを合理化できます。スキャナーは、検査待ちの人を継続してスキャンするので、列の流れをよりスムーズに保つことができます。

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R&S®QPSは、両脇から腕をわずかに離した姿勢をスキャニングします。これは、乗客にとって自然で無理のない姿勢です。

オープンな設計レイアウトによるスループットの向上

窮屈で狭いボックス型の従来のボディースキャナーは時代遅れです。洗練された省スペースのフラットパネルは、壁で囲まなくてもチェックポイントエリアに組み込むことができます。オープンな設計により、警備員はチェックポイント全体を何にも遮られずに目視できます。さらに、車椅子の被試験者がスキャナーを通過できるように、必要不可欠なセキュリティースペースが設けられているので、車椅子用の別のゲートが不要になります。

小型でありながらオープン設計の設備により、迅速に大人数のスクリーニングが可能になり、待ち行列と待ち時間が短縮されます。4つの判定ステーションを使用して十分なスタッフを配置すれば、チェックポイントのスループットは、1時間当たり400人以上の乗客に対応できます。移動の必要がない部品と、シンプルなタッチスクリーン方式のインタフェースにより、スクリーニング処理が簡素化されます。

確度の向上
確度の向上:R&S®QPSテクノロジーは、時間がかかりスキャン対象者に当惑を与えるような2次スクリーニング検査を減少させます。

目的地までのストレスを軽減

従来のスキャニング手続きは、警官に止められたかのように乗客が両手を空中に上げなければならなかったので、面倒なものと考えられていました。R&S®QPSは、両脇から腕をわずかに離した姿勢をスキャニングします。これは、乗客にとって自然で無理のない姿勢で、身体に障害がある人の多くが可能な姿勢です。

検査システムの信号は人間の肌を貫通しないので、腰や膝の関節が金属ピンなどに置き換えられている乗客も、特殊なスクリーニングを通過する必要はありません。

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複数の判定ステーションから成る構成
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洗練された省スペースのフラットパネルは、壁で囲まなくてもチェックポイントエリアに組み込むことができます。オープンな設計により、警備員はチェックポイント全体を何にも遮られずに目視できます。
複数の警報判定ステーションを設けることで、1時間あたり900人以上にスループットを向上できます。