Application Notes

GPIB-LANコンバーター

R&S®OSPオープンスイッチ/制御プラットフォームなどのイーサネットインタフェースを備えた測定器の、GPIBバスのみのシステムへの統合。

要件

最近の測定機器の新製品は、イーサネット接続を備えるものが多くなってきています。そのうちの多くは、従来のGPIBインタフェースも備えています。一方で、GPIBインタフェースがない測定器の数も増え続けています。

その例としては、R&S®OSPスイッチ/制御プラットフォームなどがあります。GPIBバスのみのシステムを使用している場合は、このような測定器を既存のシステムに統合できないという問題が生じます。

Connecting the R&S®OSP to a GPIB bus system with a GPIB-to-LAN converter.
Connecting the R&S®OSP to a GPIB bus system with a GPIB-to-LAN converter.
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ソリューション

ICS社のGPIB-LANコンバーターを使用すれば、イーサネットインタフェースしか備えていないR&S®OSPなどの測定器を、既存のGPIBバスシステムに容易に統合できます。

GPIB-LANコンバーターの設定は、LAN経由で任意のWebブラウザーを使用して行うことができます。設定が終われば、特別なソフトウェアやドライバーは不要です。

一般的な前提条件は、VXI-11プロトコルが使用されていることです。これはLXI測定器にも使用されているプロトコルです。

The R&S®OSP instruments can be controlled and configured via Ethernet using the web GUI or SCPI commands
The R&S®OSP instruments can be controlled and configured via Ethernet using the web GUI or SCPI commands. Alternatively, they can be controlled via the GPIB-to- LAN converter using SCPI commands.
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アプリケーション

R&S®OSP120およびR&S®OSP130オープンスイッチ制御プラットフォームのベースユニットは、 最先端の イーサネットインタフェースだけを備えています。統合するシステムが古くて GPIBバスだけが使用されている場合に、このコンバーターを使用すれば、 スイッチと制御プラットフォームを容易に接続できます。

必要な手順は以下のとおりです。

  • イーサネットインタフェースを備えたWindows PCにコンバーターを接続して設定します(GPIBアドレス、TCP/IPアドレスなど)。
  • 構成をセットアップし、必要な場合はソフトウェアを調整します(遅延時間など)

(コンバーターの付属ドキュメントとアプリケーションノート1SP30を参照してください)。

General GPIB-to-LAN converter applications
Specifications
Transmission rates GPIB to converter
Converter to GPIB
> 260 kbyte/s
> 180 kbyte/s
Command times *IDN? query typ. 17 ms (VXI-11 protocol)
typ. 3 ms (raw socket)
*CLS com typ. 8.5 ms
Ethernet, type
IP address
IEEE 802.3
static or DHCP (AutoIP)
Data rate (gross) 10BASE-T
100BASE-T
10 Mbit/s
100 Mbit/s
Temperature operating temperature range
storage temperature range
–10 °C to +65 °C
–40 °C to +70 °C
Relative humidity 0 % to 90 %, noncondensing
Dimensions W × H × D 142 mm × 39 mm × 190 mm
(5.57 in × 1.52 in × 7.45 in)
Weight 0.73 kg (1.61 lb)