質問
ZVA/B/Tのユーザ定義演算機能の概要を説明してください。
ユーザ定義演算機能の使用方法
回答
アクティブ・トレースに対してユーザ定義演算を使用する場合、別にトレースを追加する必要はありません。ユーザ定義演算は、アクティブ・トレースに対して直接使用できるからです。
例：trc1 = trc1^0.5
ユーザ定義演算は、常にリニア電圧レベルに対して動作します。すなわち、"U" に対して動作します。
例：ネットワーク・アナライザがS11をdBで表示するように設定されている場合、アナライザは以下の式を計算します。
10*log (P/1mW) = 10*log(U²/R/1mW) = 20*log(U) - 10 log(R) - 10log(1mW)
ここでU -> U/2（すなわちtrc1 = trc1/2）とする場合 =>
20*log(U/2) - 10log(R) - 10log(1mW)=
20*log(U) - 10log(R) - 10log(1mW) - 20*log(2) = P - 6 dB
パワーを2等分したい場合 =>
P (log)= 10log(U²/2 / 1mW)
P->P/2とするには =>
10log [ 1/2 [U²/2) / 1mW ] = P - 10log(2) = P - 3 dB
