FAQs from Rohde & Schwarz

変調信号で不要な変調成分を抑圧するための自動ID機能

説明

FSWまたはFSV/A3000 スペクトラム・アナライザをFS-ZXX 高調波ミキサーと組み合わせて使用しています。不要な変調成分を抑圧するために、自動ID機能を使用したいと考えています。

変調信号で不要な変調成分を抑圧するための自動ID機能

使用しているのはFM変調信号なのですが、自動ID機能が適切に動作していないように見えます。スペクトラムに、まだ変調成分があります。

解決策

自動ID機能を実行すると、スペクトラム・アナライザはそのLOポートで異なるLO設定を使用して2回の掃引を実行します。
自動ID機能はこの2回の測定を使用して不要な変調を認識して、それらをスペクトラムから除去し、目的の信号のみを表示します。

この2回の測定に何らかの変化があると、入力ポートの信号が安定しない場合があります。
この場合、自動ID機能は不要な変調成分を認識/減算できません。

そのため、自動ID機能を使用する対象はCW信号のみにするべきです。