FAQs from Rohde & Schwarz

RT-ZSxx – アクティブプローブの方がノイズが大きくなる

質問

パッシブプローブとアクティブプローブを比較したところ、アクティブプローブの方がノイズが大きいように見えました。これはなぜでしょうか?また、ノイズを小さくするにはどうすればよいですか?

回答

プローブとDUTの間にリードが存在する場合には、この現象が必ず生じます。リードはアンテナの役割を果たし、アクティブプローブの方が感度が高く、帯域幅が大きいため、影響が増幅されて現れます。

パッシブプローブでも同様の現象が起きますが、これはプローブの接続方法に左右されます。また、パッシブプローブは、周波数が高いほど負荷が大きくなります。周波数の高い周波数成分は抑制されるため、ノイズも小さくなります。

この影響を軽減する方法として、次のようなものがあります。

  • 収集モードとして「高分解能」または「アベレージング」を使用します。
  • チャネルメニューで帯域幅を小さくします。
  • リードをできるだけ短くします。
  • 可能な場合、次の図に示すようにプローブを接続します。
RT-ZSxx – アクティブプローブの方がノイズが大きくなる