DTMBテクノロジー

DTMB(GB20600-2006)

2006年に、中国は、独自バージョンのデジタル地上波テレビ放送規格を策定しました。新しい規格はDTMBという名称で、中国のGB20600-2006規格と同じものです。RFチャネル当たり8 MHz帯域幅のUHF/VHFバンドでデジタルテレビ地上波放送システムのフレーミング構造、チャネルコード化、変調を定義しています。

DTMBには、シングルキャリアオプションとマルチキャリアオプションがあり、標準解像度(SD)と高精細度(HD)をサポートしています。シングルキャリアまたは3,780個のマルチキャリアを4QAM、16QAM、64QAMで変調できます。さまざまな手法(特に高度なフォワードエラー訂正手法)を用いて、テレビコンテンツの地上波伝送に非常に適した規格になっています。

DTMB規格には、互いに競合して開発された2種類のテクノロジー(ADTB-TとDMB-T)が含まれていて、これが1つのデジタル地上波テレビ規格として承認されています。

ADTB-Tは、シングルキャリア規格で上海大学によって開発されたものです。一方、DMB-Tは、清華大学によって開発された配備シナリオで、OFDMをベースとしたマルチキャリア手法です。DMB-Tは後に携帯コンポーネントを含むように拡張され、最終的にDMB-T/Hという名称になりました。

テクノロジーの概要

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