DMMとオシロスコープの違いは何ですか?
ハイレベルなブロック図を比較すると、どちらの測定器もコアの部分でA/Dコンバーター(ADC)が使用されていることがわかります。ADCの前段には、いくつかのアナログの調整回路があり、その中心となるのはアッテネータステージです。DMMとオシロスコープの間にはいくつかの基本的な違いがありますが、それぞれのブロックに重要な違いがあり、これが用途の違いにつながっています。
マルチメータのブロック図には、電流源を含む追加のブロックが存在します。DMMの一部の測定モードでは、この電流源が使用されます。例えば、抵抗モードでは、シャント抵抗と被試験抵抗を介して既知の電流を発生させるのにこの電流源が使用されます。電流の大きさとシャント抵抗の値がわかっているため、オームの法則を使って被試験抵抗の抵抗値を特定することができます。
オシロスコープにはこのようなブロックが存在しないため、オシロスコープ自体で抵抗を測定することはできません。ただし、オシロスコープには、メモリコントローラーとADCからのサンプルを格納するためのメモリ機能が備わっています。このバッファーによって、オシロスコープは波形を表示するのに十分な情報を捕捉できるようになっています。
さらに、オシロスコープには、さまざまな信号条件を捕捉するのに役立つ高度なトリガシステムがあります。例えば、オシロスコープでは、パルス幅が一定の幅(時間)に違反したときにだけ更新を行うことができます。これに対して、ベンチDMMには、トリガ入力が備えられているものもありますが、これは単なるスタート/ストップのトリガです。
また、フロントパネルからわかるように、DMMとオシロスコープでは、プロービングのメカニズムに違いがあります。
DMMは、通常、さまざまな低周波のテストリードやプローブに対応できる4 mmバナナジャックを備えています。一般的なテストリードはシリコン被覆で覆われ、片側は4 mmコネクタ、反対側は先の尖った金属になっています。これらのテストリードは、手持ちでの測定や短時間での測定に役立ちます。