12月 18, 2025
顧客へのヒアリングやアンケート調査から、顧客の関心は合否判定の前後段階に必要となる「EMC対策」に多く潜在していることが判明しました。こうした顧客ニーズに応えるため、ローデ・シュワルツ・ジャパンの新オフィスに開設したEMC対策LABを活用することで、対策フェーズに特化した新たな顧客サポートを提供する運びとなりました。
「EMC対策LAB」では、EMC対策に精通したテクノサイエンスジャパン社、およびグループ会社であるテクノサイエンスシステムズ社のエキスパートエンジニアが中心となり、以下の活動を実施します。
- 専門セミナーの開催: RF系EMC(エミッション、イミュニティ)対策手法、電源変動・インパルスイミュニティ対策手法、エミッション簡易評価手法、シールディング、フィルタリング技術など、実践的なテーマのレクチャーを提供します。
- 実機を使った簡易測定実演: 座学だけでなく、実際の測定器を用いたデモンストレーションを実施し、対策の具体的なイメージを提供します。
- 個別相談会の実施: 顧客が抱える具体的な課題に対し、エキスパートが個別にアドバイスを行います。
ローデ・シュワルツ・ジャパンのジェネラルマネージャーである齋藤直士は、次のように説明しています。「この度、当社の新オフィス内に協業プラットフォームの場として「EMC対策LAB」を開設できることを大変嬉しく思っております。このプラットフォームを、長年のパートナーであるテクノサイエンスジャパングループと共に活用することで、新たな顧客セグメントの開拓、顧客満足度の向上を目指します。そして、「EMC対策LAB」には、製品開発におけるEMC課題の解決を加速させるハブとしての役割を大いに期待しています」。
テクノサイエンスジャパン社の代表取締役社長である山田和謙氏は「私達はこれまで、ローデ・シュワルツと共に、最先端の測定ソリューションを提供してまいりました。しかし、お客様が本当に求めているのは、単なる「測定結果」だけではありません。製品が市場に出るまでの道のりで直面する、複雑で困難な「EMC対策」という大きな壁を乗り越えるための、実践的な知恵と具体的なサポートです。このLABは、お客様が抱える課題に対し、共に悩み、共に解決策を見つけ出す「共創の場」として位置付けており、セミナーや個別相談を通じて、国内のモノづくりに携わる技術者の皆様が、自信を持って世界に通用する製品を生み出せるよう、全力で支援いたします」と述べました。
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通 じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループと して、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリュー ションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしてい ます。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える 体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2024/2025会計年度(昨年7月から本年6月まで)には31.6 億ユーロの純収益を上げました。また、2025年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約15,000名の従業員 が全世界で活躍しています。
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テクノサイエンスジャパン社について
会社紹介
株式会社テクノサイエンスジャパン(1990年創業)は、ローデ・シュワルツ社のソリューションパートナーとして、世界のEMC(電磁適合性)規格に適応した自動化試験システムを提案し販売している会社です。特に完全自社開発の各種EMC試験用ソフトウェアは、測定スピード、測定結果の信頼度から、公的試験機関、自動車メーカー、電子機器メーカー、民間試験ラボといった多くのお客様より高い評価を得ています。
問い合わせ先
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