2月 23, 2026
ローデ・シュワルツはBroadcom社と共同で、新たにWi-Fi 8(IEEE 802.11bn)テスト機能が追加されたマルチテクノロジー/マルチチャネルの CMX500 シグナリング・テスタをMWC Barcelona 2026に出展します。ローデ・シュワルツの展示ブース(5A80)に用意したセットアップをもとに、Wi-Fi 8固有の物理層の機能を紹介しつつ、Broadcom 社製Wi-Fi 8デバイスのプロトタイプを検証します。
CMX500でUHRに挑む
IEEE 802.11bnの提案では、Wi-Fiは単なるスループット向上の域を超えて、多様で高密度な環境でも一貫して高品質な接続性を実現することへと焦点を移し、重要な進歩を遂げようとしています。接続デバイス数の増加やVR/AR、8Kストリーミング、産業用IoTといったアプリケーションの需要増に応えようというのが狙いです。
Wi-Fi 8 はWi-Fi 7を基盤としており、最大7.125 GHzまでの周波数、最大320 MHzのチャネル帯域幅、4096QAM変調、さらにMulti-Link-Operation(MLO)をサポートするなど、物理層(PHY)の主なパラメータはそのまま引き継ぎます。しかしながら、UHRという目標を達成するため、IEEE 802.11bnではPHYおよびMAC層に一連の革新的な技術が導入され、これが新たなテスト上の課題となっています。そこでMWC 2026では、市場で最も汎用性の高いモバイルデバイス用テストプラットフォームの一つであるCMX500ワンボックス・シグナリング・テスタのさらに強化されたテスト機能を活用して、Wi-Fi 8に関する重要なテスト課題にいかに対応できるかを実際に体験いただきます。このプラットフォームは、現在すでにWi-Fi 7とWi-Fi 8が求める多くの高度な機能をサポートしています。
たとえば、Wi-Fi 8はパワースペクトル密度(PSD)による制約を克服するため、分散リソース・ユニット(dRU)を利用します。このdRUの測定により、アップリンク送信パワーを高めつつ接続の信頼性を向上するうえで、デバイスが有効に機能しているかを検証できます。そのほか、不均等変調(UEQM)という技術は、各MIMOリンクが異なる変調方式を使用できるようにして、難しい受信環境でもスループットを改善します。そのUEQMを解析すれば、デバイスが指定の変調符号化方式(MCS)を組み合わせた正しい方法で変調の適応をはかる能力を備えているかを評価できます。こうしたWi-Fi 8の幅広い機能をカバーした包括的なシグナリング・モードのテストを通じて、ユーザーは性能にかかわる特性を詳細に分析できるようになります。
あらゆるセルラーおよび非セルラー規格に対応の将来性確かなプラットフォーム
CMX500は、高性能なモジュール式のワンボックス・シグナリング・テスタとして、マルチテクノロジー対応の包括的な試験を可能にします。LTEからNR(SA/NSAモード)、NR-NTN、NB-NTN、Direct-to-Cell(D2C/DTC)まで、さらにはWi-Fi 7とWi-Fi 8を含めたWLANのテストもカバーしています。したがって、ワイヤレスデバイスの研究開発エンジニアはCMX500さえあれば、最新世代のセルラー/非セルラー規格のいずれについても設計通りに動作するか、それを一つのセットアップで包括的にテストできるようになります。
ローデ・シュワルツは、バルセロナの展示会場Fira Gran Viaで開催のMWC Barcelona 2026において、ホール5・小間番号5A80の当社展示ブースにCMX500ワンボックス・シグナリング・テスタを展示して、Broadcom社製Wi-Fi 8デバイスの検証をはじめとする次世代WLANに向けた包括的なテストソリューションを紹介します。
ローデ・シュワルツのWLANテストソリューションについて、詳しくは https://www.rohde-schwarz.com/wlan をご覧ください。
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