8月 05, 2026
ミュンヘン、2026 年 8 月 5 日 – ローデ・シュワルツは、9 MHz から 8 GHz までの全周波数帯にわたり、シームレスな信号探知を可能にする新しい携行型戦術方向探知システム「MP007」を発表しました。本システムは、高周波(HF)から最新の移動体通信、レーダー帯域に至るまで、幅広いスペクトラムをカバーしています。
MP007 は、正確な標定と、優れた機動性・ネットワーク機能を兼ね備えており、野外での柔軟な展開を想定して開発されました。耐衝撃性のトランスポートケースに収められた堅牢なポータブル受信機(R&S®PR200)と、高性能な DF(方向探知)アンテナ(R&S®ADD507)が組み合わされています。システム全体を完全に工具なしで組み立てることができ、総重量は約 27kg です。マストやアダプタを含むバックパック運用向けの専用構成や、より長い RF ケーブルとマグネット式アンテナマウントを備えた車載向けのバリエーションにより、複雑な組み換え作業を行うことなく、さまざまな運用プロファイルに対応可能です。また、近距離でのホーミング用として、オプションのハンディアンテナ「R&S®HE400」も利用できます。
技術面では、標準的な方向探知精度として約 2° RMS を実現しています。最大 40 MHz のリアルタイム帯域幅と、最大 60 GHz/秒のパノラマ・スキャンレートを備えた MP007 は、高速な信号解析と高精度な位置標定を提供します。電源には、充電回路を内蔵したホットスワップ対応バッテリー2 個を採用しており、デュアルモードで最大 8 時間の稼働が可能です。稼働中にバッテリーを交換することで、中断のない連続運用を維持できます。モジュール式の設計を採用しているため、戦術チームにとって非常に扱いやすいシステムとなっています。
この携行型ソリューションは、スペクトラムの把握や電波封止(EMCON)から、野外での電波干渉源の標定、エリアおよび人員の防護、捜索救助活動、早期の異常探知に至るまで、幅広い用途を想定して設計されています。ローデ・シュワルツのソフトウェア環境と組み合わせることで、信号を地図上に直接可視化したり、複数のユニットをネットワーク接続して自動的に三角測量を行ったり、アラートの設定やタスクシーケンスの自動化を行ったりすることが可能です。堅牢性と環境仕様については、気候および機械的ストレスに関する軍用規格「MIL-STD-810H」や、EMC に関する「MIL-STD-461G」に適合しています。さらに、IP43の保護等級と相まって、過酷な条件下でも確実な動作を保証します。
ローデ・シュワルツでスペクトラム監視システムのプロダクトマネージャーを務める Michael Lorenz 博士は、次のように述べています。「MP007 により、私たちは野外展開向けに最適化されたモバイルサイズの高精度方向探知技術をお届けします。戦術チームには、当社のソフトウェア環境に統合される、高精度で包括的なシステムを提供します。工具不要のセットアップと自動化された機能により、展開とデータ解析が効率化され、現場での運用機動性が高まります」
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Rohde & Schwarz
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2024/2025会計年度(昨年7月から本年6月まで)には31.6億ユーロの純収益を上げました。また、2025年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約14,400名の従業員が全世界で活躍しています。
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