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Tokyo 9月 13, 2022

ローデ・シュワルツがCTIA承認の5Gミリ波テストシステムを初納入―FR2周波数帯でのマルチAoA能力も備え る

ローデ・シュワルツは米国の業界団体CTIAと協力して、そのCTIAのOTA性能証明に用いる複数の到来角(マルチAoA)に対応した初めてのテストシステムで認定を取得しました。定評あるR&S TS8980テストシステムをベースとした同ソリューションは、ローデ・シュワルツの最新テスト・チャンバ製品の中からR&S ATS1800Mミリ波(FR2)用チャンバを選んで、これをR&S CMX500 5Gテスタと合わせて活用しています。

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R&S TS8980コンフォーマンス・テストシステムが、CTIAによるOTA性能証明のためのシステムとして認定さ れました。

5G NRのミリ波技術は、ビームフォーミングや高機能アンテナアレイ・システムといった複雑な新技術の普及でも、新しい有用な通信周波数の採用でも主役となるに違いありません。しかしそのためには、いかなるケーブル接続もせずに、全てのデバイスをFR2周波数のもとでOTA(over-the-air)テストしなければなりません。さらに、先進の5G NRアプリケーションの多くは、超高速データ速度で超低遅延といういずれもFR2でしか実現できない能力を前提にしています。そこで、今回のローデ・シュワルツのテスト・ソリューションは、こうした要件や機能に対応できるよう特別に開発しました。CTIAによる承認は、米国のデバイス・メーカーやネットワーク事業者にとって、FR2周波数帯を含めた5Gデバイスの有効性を示すための足掛かりであり、その承認は世界的にも認められています。

共通の規格に基づくモバイル機器の承認は、相互運用性を保証するためのもっとも重要な基盤の一つです。ローデ・シュワルツは、5G FR2テストシステムを通じてこうした認証テスト機能を提供できる初めての試験・計測機器サプライヤとしてCTIAから承認されました。しかもそのシステムは完全なマルチAoA能力も備えています。このマルチAoA能力は、ミリ波帯におけるモバイル機器の性能を検証するうえで非常に重要です。こうした高周波数(たとえば28 GHzなど)の電波は大きな伝搬損失を被るため細いビームに絞る必要がありますが、その移動中の検出や追跡、ハンドオーバーに課題がともなう場合があり、マルチAoA測定が重要となるのです。

この新テストシステムには、先日、5G NR FR2のRRM(無線リソース管理)に対する試験プラットフォーム認証基準(TPAC)を業界で初めて達成したのと同じ最新の試験プラットフォームを採用しています。同テストシステムは、クワイエット・ゾーンを30 cmから40 cmへ、またシングルAoAからマルチAoAへ、バンド内からバンド外テストへと拡張できるため、さらに進んだテスト上の課題に取り組むための準備も整います。これには、デバイスを両手で横向きに持った場合や片手で縦に持った場合、頭部の影響など、その仕様策定作業がCTIAで続いているファントム試験も含まれています。さらに、3GPPリリース16/17/18とこれから登場してくるテスト仕様のサポートも計画中であり、将来性のあるプラットフォームへの確かな投資と考えていただけるようにしています。

ローデ・シュワルツのモバイル機器認証を統括するDr. Thomas Eyringは次のように説明しています。「当社は、全米における広帯域ワイヤレス接続の展開をさらに加速させようと傾注するCTIAをサポートできたことを大変光栄に考えています。私どもには最新の5Gミリ波対応製品のOTAテストに関する非常に豊かな経験がありますので、RFおよびRRMの認証ニーズを完全にカバーできる先取的なテストシステムを開発することができました。1つのテストシステムでCTIA のOTA性能テストのほか、3GPPやGCFが規定する試験をカバーしながら、RFとRRMの認証試験プロセスを完全に自動化できるという他に類のない可能性も見込めます」。

R&S®TS8980コンフォーマンス・テストシステムについて詳しくは、https://www.rohde-schwarz.com/_63493-8181.htmlをご覧ください。

お問い合わせ:

欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)

北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)

アジア太平洋地域:Wen Shi Tong(電話:+65 6 307-0029、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、より安全に“つながる”社会の実現に向けた基盤を整えようと取り組む先駆的企業のなかでも、特に技術指向のグループとして、試験・計測などを始めとする技術システムやネットワークおよびサイバーセキュリティにおけるトップレベルのソリューションを提供しています。設立から85年以上にわたり、世界中の産業界や行政機関のお客様の信頼できるパートナーとして歩んできました。そのローデ・シュワルツでは、2021年6月30日現在、全世界で約13,000名の従業員が活躍しています。2020/2021会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして23.4億ユーロの売上を達成しました。本社はドイツ・ミュンヘンに構えています。

R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。

東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階

〒160-0023

関野 敏正

電話番号: +81 3 5925 1270/1290

Toshimasa.Sekino@rohde-schwarz.com

www.rohde-schwarz.com/jp

プレス/メディア関係者のお問い合わせ窓口

Christian Mokry
PR Manager Test & measurement
+49 89 412913052
press@rohde-schwarz.com

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Rohde & Schwarz

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。


R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

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