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Tokyo 6月 01, 2023

ローデ・シュワルツ、GCF承認の5G RedCapコンフォーマンス・テストケース数で業界をリード

ローデ・シュワルツは先日のConformance Agreement Group(CAG)#74ミーティングにおいて、R&S CMX500 ワンボックス・シグナリング・テスタおよびR&S TS8980コンフォーマンス・テスト・システムによる5G RedCap(Reduced Capability)テストケースの承認を獲得しました。これにより、Global Certification Forum(GCF)は、そのデバイス認証プログラムにおける各作業項目を有効化することが可能になりました。IoT用チップセットやモデム、エンド・デバイスのメーカーやテストハウスは、初期の研究開発から型式認証のコンフォーマンス試験まで、デバイス製造の全段階に対応した5G RedCapテストケース387件に対し、十分に検証されたのローデ・シュワルツのソリューションを活用いただけます。

R&S CMX500 OBTのハードウェア構成は5G RedCapデバイスのテストに最適化されています
R&S CMX500 OBTのハードウェア構成は5G RedCapデバイスのテストに最適化されています

5G RedCap(いわゆる5G NR-Light)は5Gエコシステムに対して、その中間層に本当のeMTC(拡張マシンタイプ通信)をもたらすものです。現在、低速の狭帯域NB-IoTを始めとする先行規格と最新の5Gの間には能力や複雑さにギャップがありますが、産業オートメーション用センサやスマートカメラ、ウェアラブル機器などの中間ユースケース向けに設計を最適化することにより、そのギャップを埋めるようなデバイスの新しい潮流が生まれることになります。この5G RedCap軽量化技術はスタンドアローン(SA)方式のみでの動作し、eMBB(拡張モバイルブロードバンド)のユースケースと比べて、デバイスのアンテナ数の削減や複雑さの低減、より小さい帯域幅の利用、大幅な省電力化が実現します。

eMTCおよびNB-IoTテストの市場リーダーであるローデ・シュワルツは、R&S CMX500 OBT(ワンボックス・テスタ)をIoTテスト向けに最適化し、3GPP 5G Rel.17が規定するRedCapのさまざまな側面を研究開発のために検証できるようにしました。このソリューションでは、ネットワークのアクセス制限、帯域幅部分(BWP)とその切替え、パワーセーブなどを始めとするプロトコル・シグナリング・プロシージャに対応しています。R&S CMX500 OBTテスタは、R&S TS8980 RF試験システムの一部として、5G RedCapプロトコル・テストおよびRF/RRMコンフォーマンス・テストに使用可能です。さらに、ローデ・シュワルツは従来のネットワークにおけるRedCap対応機器の正常な動作を検証できるようにもこの両プラットフォームを強化しました。

ローデ・シュワルツは、2023年5月に開催されたConformance Agreement Group(GCF)のConformance Agreement Group(CAG)#74ミーティングにおいて、無線テスト機器メーカーとしては最多となる、GCFテスト・プラットフォームに有効なテストケース387件を発表しました。GCFテスト・プラットフォームTP292では、R&S CMX500無線通信テスタがプロトコル・コンフォーマンス・テスト(PCT)のためのテストケース177件を承認されています。またGCFテスト・プラットフォームTP298ではR&S TS8980FTA-3AがRFテストのためのテストケース161件、GCFテスト・プラットフォームTP296ではR&S TS-RRM-NRが無線リソース管理(RRM)のためのテストケース49件を提供します。

1つのテストソリューションで5Gデバイスの全生産ステージに対応

ワンボックス構成のR&S CMX500無線通信テスタは、すべての5G NRテストに対応した将来性のあるクラス最高のテストソリューションです。また、直感的で柔軟の高いWebベースのユーザーインターフェースR&S CMsquaresを通じて、8 GHzまでのすべての5G関連周波数を取り扱うことができます。さらに同テストソリューションは、すべての5Gモバイル機器とチップセットに対応でき、FR1/FR2およびLTEバンドを含めて、想定されるあらゆる5G NRネットワークの運用スタイルと周波数域を1台の装置でサポートします。

R&S CMX500ワンボックス・テスタは、RFのパラメトリック試験、エンド・ツー・エンドなアプリケーション試験、シグナリング・プロトコル・テスト、型式認証のためのコンフォーマンス・テスト、試験生産のためのテストなどを研究開発初期の設計段階から全面サポートして、製品の迅速な市場投入を可能にします。すべての5G NRテスト装置をプラットフォーム1つでまかなうという戦略により、5Gデバイスのあらゆる生産ステージを通じて、シグナリングおよびノンシグナルテストを含めた統合的なテスト環境を実現可能にしています。

ローデ・シュワルツの5G RedCapテストについて、詳しくは以下をご覧ください:

https://www.rohde-schwarz.com/solutions/test-and-measurement/wireless-communication/cellular-standards/5g-test-and-measurement/redcap-testing_256448.html

お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)
R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、より安全に“つながる”社会の実現に向けた基盤を整えようと取り組む先駆的企業のなかでも、特に技術指向のグループとして、試験・計測などを始めとする技術システムやネットワークおよびサイバーセキュリティにおけるトップレベルのソリューションを提供しています。設立から85年以上にわたり、世界中の産業界や行政機関のお客様の信頼できるパートナーとして歩んできました。そのローデ・シュワルツでは、2021年6月30日現在、全世界で約13,000名の従業員が活躍しています。2020/2021会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして23.4億ユーロの売上を達成しました。本社はドイツ・ミュンヘンに構えています。

R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。

東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階
〒160-0023

関野 敏正
電話番号: +81 3 5925 1270/1290
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Christian Mokry
PR Manager Test & measurement
+49 89 412913052
press@rohde-schwarz.com

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Rohde & Schwarz

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。


R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

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