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9月 12, 2023

ローデ・シュワルツは新たなW/Dバンド専用テスト・ソリューションで先取的な6GやサブTHz研究の後押しを続けています

ミリ波やサブTHzの先駆的な研究を支えるため、ローデ・シュワルツは最新のRF試験・計測ソリューションの拡充を続けています。ベルリンで開催のEuMW 2023では、WおよびDバンドに特化した3つの新製品として、新しいR&S SFI100A広帯域IFベクトル信号発生器、R&S NRP170TWGサーマル・パワー・センサ、R&SFE110ST/SR TX/RXフロントエンドを出展します。この3製品はいずれも、5Gを超えたいわゆる6Gモバイル通信のほか、これから登場する新たなタイプのセンシングや車載レーダー・アプリケーションの特性評価を可能にします。

R&S FExxxSTアップ・コンバージョン用フロントエンドを接続した R&S SFI100A広帯域IFベクトル信号発生器。
R&S FExxxSTアップ・コンバージョン用フロントエンドを接続した R&S SFI100A広帯域IFベクトル信号発生器。

ベルリンで開催のEuropean Microwave Week 2023(EuMW)において、ローデ・シュワルツはR&SSFI100A、R&S NRP170TWG、R&S FE110ST/SRという3つの革新的な新製品を紹介します。これらの新しい計測器は、Wバンド(75~110 GHz)およびDバンド(110~170 GHz)アプリケーションに向けて、すでにご提供している最新のRFテスト・ソリューションをシームレスに補完し、5Gの先にある6G研究のためのサブTHz試験ニーズにいち早く応えます。

R&S SFI100A広帯域IFベクトル信号発生器
ローデ・シュワルツは、新しいR&S SFI100A広帯域IFベクトル信号発生器を初めてデモンストレーション紹介します。この信号発生器は、早期の6G研究や大容量の無線バックホール、固定無線アクセス、センシング、車載用レーダーなど高度なアプリケーションにおける帯域幅ニーズに応えられるように開発しました。コンパクトでユーザーフレンドリーの計測器ながら、最大10 GHzという非常に広いRF変調帯域幅をもち、完全に校正された信号を生成します。またR&S SFI100Aは、R&S FExxxSTアップ・コンバート用フロントエンドとシームレスに接続して様々な周波数域をカバーできるうえ、そのフロントエンドを完全に制御することも可能で、あたかも1つの計測器として機能するソリューションが整います。R&S SFI100Aは、IFインターフェースに加えてアナログIQ出力も備えており、ベースバンドでの広帯域信号生成に最適です。EuMWでは、このR&SSFI100AをR&S FSW50シグナル・スペクトラム・アナライザのほか、信号をアップ/ダウン・コンバートするR&S FE170ST/SR TX/RXフロントエンド、Dバンドに対応した新しいR&S NRP170TWGサーマル・パワー・センサと組み合わせて展示します。これらの機器を合わせて、完全かつ効率的な広帯域Dバンド通信のテスト・ソリューションとしています。

R&S NRP170TWG(N)サーマル・パワー・センサ
新しいR&S NRP170TWG(N)によって、ローデ・シュワルツのサーマルRFパワー・センサの製品ラインナップが拡大し、周波数域110~170 GHzにおけるパワーレベルを含めて精密に測定できるようになります。同センサには、R&S NRP170TWG (USB接続)とR&S NRP170TWGN (USBおよびLAN接続)という2つのモデルがあり、いずれもDバンド測定用として市場で唯一のプラグ&プレイに使えるパワー・センサとなっています。特に注目の仕様としては、-35~+20 dBmというダイナミックレンジや卓越した性能、優れたインピーダンス・マッチングなどがあります。さらに、このサーマル・パワー・センサは、量産要件にも応えられるDバンド対応の市場でただ一つの最高速RFパワー・センサです。当然ながら、ローデ・シュワルツの他のDバンド用テスト・ソリューションと完全に互換性があります。

R&S FE110ST/SR TX/RXフロントエンド
新しいR&S FE110ST/SR TX/RXフロントエンドは、R&S SMW200Aベクトル信号発生器や新しいR&S SFI100A広帯域IFベクトル信号発生器などローデ・シュワルツの信号発生器の周波数域を拡大させるほか、R&S FSWシグナル・スペクトラム・アナライザによるWバンド(75~110 GHz)のカバーも可能にします。このフロントエンドは、簡単に取り付けられるローデ・シュワルツの製品ラインナップを補完するものです。EuMWでは、R&S SMW200Aベクトル信号発生器とR&S RTPオシロスコープを組み合わせたマルチポート測定セットアップのかたちでご紹介する予定です。

WバンドおよびDバンドに対応したミリ波/サブTHzテスト用ラインナップに加わった3つの新製品R&S SFI100A・R&S NRP170TWG・R&S FE110ST/SRは、まもなくローデ・シュワルツから購入いただけるようになります。9月19~21日にメッセ・ベルリンで開催のEuMW 2023では実際にご覧いただけますので、ぜひハブ27・小間番号H105のブースまでお越しください。また、製品ラインナップや新製品発売の最新情報につきましては、https://www.rohde-schwarz.com/product/sub-terahertzをご覧ください。

お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。

ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、より安全に“つながる”社会の実現に向けた基盤を整えようと取り組む先駆的企業のなかでも、特に技術指向のグループとして、試験・計測などを始めとする技術システムやネットワークおよびサイバーセキュリティにおけるトップレベルのソリューションを提供しています。設立から85年以上にわたり、世界中の産業界や行政機関のお客様の信頼できるパートナーとして歩んできました。そのローデ・シュワルツでは、2021年6月30日現在、全世界で約13,000名の従業員が活躍しています。2020/2021会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして23.4億ユーロの売上を達成しました。本社はドイツ・ミュンヘンに構えています。

R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。

東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階
〒160-0023
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Christian Mokry
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Rohde & Schwarz

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。


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