質問
下の図をご覧ください。中心周波数が10 MHzで、マークの付いた信号が約3.1 kHz高いことがわかります。
信号はQuartzlockオフエア周波数規格の10 MHz出力から直接取り込まれるため、この差がわかりません。
教えていただけますか?何か間違ったことをしていますか?
下の図をご覧ください。中心周波数が10 MHzで、マークの付いた信号が約3.1 kHz高いことがわかります。
信号はQuartzlockオフエア周波数規格の10 MHz出力から直接取り込まれるため、この差がわかりません。
教えていただけますか?何か間違ったことをしていますか?
エラーの原因は次の2つです。
- 631個のトレース・ポイントがあります。このため、1 MHzのスパンでステップ幅は1585 Hzになります。
これがマーカ分解能になります。
- 30 kHzのRBWでは、このフィルタの中央に、8 kHzのほぼフラットな範囲が見られます。
上のマーカ分解能を使用すると、同じレベル値を持つトレース・ポイントが7個になります。
ピーク・マーカはこれらのポイントの1つに配置されますが、実際のピークから数kHzずれる可能性があります。
この問題の解決策は、RBWを狭くするか(ただし、掃引時間は長くなります)、
'Freq count' マーカ機能を使用することです。
'Freq count' マーカ機能をオンにすると、R&S FSHはマーカ位置で掃引を短時間停止し、
周波数カウンタを使用して周波数を測定します。周波数カウンタの分解能は0.1 Hzで、
FREQUENCY COUNT機能を使用しなかった場合の分解能よりかなり高くなります。
分解能が高くても、I/Qベースバンド信号の特殊なアルゴリズムにより、周波数のカウントは
極めて高速です(1 Hzの分解能で約30 ms)。基本的に、周波数の
読み取り確度は、内部基準周波数(TCXO)の確度だけに依存します。