3月 18, 2020
ハイレベルな柔軟性、機能性、安全性、接続性を備え、最大4チャネルのアイソレートされた電源が求められるラボや生産ラインに対して、R&S NGP800電源シリーズはテストや測定の効率向上に大きく貢献します。
ハイレベルな柔軟性
R&S NGP800は、2チャネル/4チャネルなど、ユーザーの環境に合わせて選択することができる5種類のモデルをラインナップしています。
独立した電源、最大250 Vの電圧、最大80 Aの電流、最大800 Wのパワーなどの柔軟性を備え、各チャネルでは、最大で20 Aで64 V、200 Wを供給できるので、48 Vの自動車および産業用アプリケーションもカバーできます。
ハイレベルな機能性
各チャネルは完全に独立設定できるだけでなく、同期することもできるため、電気的に等価でガルバニック絶縁された出力を、最大で250 Vもしくは80 Aで直列に配線することも可能です。トラッキング機能では、プログラムした遅延出力で特定のパワーアップをシーケンス制御するなど、ユーザーが選択したチャネルで電圧と電流を同時に調整することができます。供給される電圧は、10 msから1分までの任意の間隔で、必要なレベルまでランプアップが可能です。また、すべての出力は、定電圧または定電流モードで動作します。
開発と品質保証の両方の要件を満たすため、電圧と電流の時間変化を設定できるQuickArb機能を搭載し、ユーザーは不安定な電源をR&S NGP800でシミュレートすることが可能です。リモートセンシング機能では、電源の出力端子ではなく、DUTの入力端子で直接調整でき、必要な電圧を正確に供給することができます。
さらにR&S NGP800は、すべての出力の電圧/電流/電力の時間的な変化をロギング機能で記録できます。データログは簡単にCSV形式で出力でき、ドキュメント化や分析にも役立てることができます。チャネルにおける設定や機能は、ボタンを押すだけで保存/呼び出しができ、ファイルとして他のR&S NGP800へエクスポートして、電源設定を複製することも可能です。
ハイレベルな安全性
電源が供給されるデバイス側の保護のため、R&S NGP800には過電流保護、過電圧保護、可電力保護の機能が搭載されています。
ハイレベルな接続性
R&S NGP800はATEシステムや生産ラインの要件をカバーする、高速なコマンド処理能力を備えています。オプションのデジタルI / Oおよびアナログ入力インタフェースにより、アプリケーション範囲をさらに広げること可能です。
新しいR&S NGP800電源シリーズは、ローデ・シュワルツおよび一部の販売代理店から入手可能で、希望小売価格は¥ 338,000 (税抜)で、初年度の販売目標台数は50台を見込んでいます。 詳細については、www.rohde-schwarz.com/product/ngp800をご覧ください。