アナログおよびデジタル・デバイスの伝送品質を保証するために、オーディオ・エンジニアリングでは、さまざな測定が実行されます。すべてのタスクに適したオーディオ・アナライザは、多機能なので、多くの設定が必要になります。
このアプリケーションノートは、R&S®UPP/UPV オーディオ・アナライザを使用しているテストエンジニアに有用です。基本的なすべての音声測定をすぐに実行できる設定例が掲載されています。各セットアップには、測定の種類、関連する規格、グラフィック表示結果の変更方法に関する情報が説明されています。
1 まえがき
2 はじめに
3 定義済みのセットアップ例
3.1 定義済み測定器セットアップの見つけ方
3.2 基本設定
3.3 測定に関する注意
3.4 規格
3.5 公称条件 - 規格テスト条件
4 線形歪み測定
4.1 振幅周波数応答
4.1.1 UPV/UPPの信号発生器を使用した掃引測定
4.1.2 FFTを使用した周波数応答測定
4.1.3 レベルの異なる周波数応答測定
4.2 位相／群遅延測定
4.2.1 位相周波数応答の測定
4.2.2 2つのステレオチャネルの位相差測定
4.2.3 群遅延対周波数の測定
4.3 複合測定
4.3.1 1つのディスプレイでの振幅／位相周波数応答
4.3.2 1つのディスプレイでの群遅延／振幅周波数応答
5 非線形歪み測定
5.1 全高調波歪み（THD）
5.2 全高調波歪み＋雑音（THD）
5.3 相互変調
5.4 差周波数歪み（DFD）
5.5 動的相互変調（DIM）
5.6 FFT解析
6 干渉の測定
6.1 S/N比
6.2 クロストーク（チャネル間のせパレーション）
7 アナログ／デジタルインタフェースの測定
7.1 クリッピングレベル
7.2 A/Dコンバーターのリニアリティー
7.3 A/Dコンバーターのリニアリティー偏差
7.4 D/Aコンバーターのリニアリティー
7.5 D/Aコンバーターのリニアリティー偏差
7.6 アナログ／デジタルシステムの信号遅延
8 参考資料
9 オーダー情報
A large variety of measurements is performed in audio engineering in order to ensure transmission quality of analog and digital devices. An audio analyzer suitable for all these tasks will, therefore, incorporate a multitude of functions, resulting in a correspondingly large number of settings.
This application note is to help test engineers using the R&S®UPP and R&S®UPV audio analyzers. It presents setting examples for all basic audio measurements to be performed immediately. For each setup, information is given on the type of measurement, the underlying standards, and on how to modify the graphic display results.
