FAQs from Rohde & Schwarz

EMC32を使用して最大4つのディテクターを使用するスキャンテーブルを作成する方法

質問

EMC32を使用して、さまざまなテストレシーバーによるEMIテストを行っています。

スキャンテーブルを作成する際に、ソフトウェアでは最大2つの異なるディテクターしか選択できません。それ以外のレシーバーでは、最大4つのディテクターを選択できます。

これには何か理由があるのですか?

回答

ご指摘のとおりです。EMC32を使用する場合、テストレシーバーによっては、最大4つのディテクターを並列に使用できます。

3つまたは4つのディテクターを使用する場合、そのうちの1つは通常はCISPRディテクターであり、はるかに時間がかかります。

最新のテストレシーバーでは、2つより多くのディテクターを異なるディテクター重みで同時に使用できます。これらは通常、タイム・ドメイン・スキャンを使用します。タイム・ドメイン・スキャンでは、FFTを使用することで全体としての測定時間を大幅に短縮できます。プリスキャンやデータ削減が不要になることもあります(一部の電圧テストなど)。これは、CISPRディテクターによるスキャンがすでに十分高速だからです。

このため、タイム・ドメイン・スキャン・オプションを備えるすべてのテストレシーバーで、最大4つのディテクターによるEMIスキャンの設定が可能になっています。この機能は非常に役に立ちます。

Creating Scan Tables with up to four detectors using EMC32