FAQs from Rohde & Schwarz

EMC32-S:EMC32でのパルス・トレインのサポート

質問:

EMC32を使用しています。SMB100A(SMB-K27を含む)またはSMF100A(SMF-K27を含む)でEMC32アプリケーション用のパルス・トレインを作成するには、テスト・テンプレートをどのように設定すればよいですか?

回答:

パルス・トレイン・ソフトウェア・オプションはSMF/B-K27です。これは、パルス変調セットアップのデバイス・リストではAWGとして選択されます。EMC32ソフトウェアは、信号発生器とパルス・トレイン信号源(AWG)を、デバイス・リスト内の2つの別々のデバイスとして認識します。

例:

下のスクリーンショットでは、信号発生器としてSMF100A、レーダー・アプリケーションとしてSMF-K27(パルス・トレイン)を使用しています。

すでに説明したように、SMB100Aをパルス変調するために使用される信号源は、EMC32内では別の発生器として設定されます。これは、Agilent 33220Aなどの外部ファンクション・ジェネレータを使用する場合(下の図)、

あるいはこの例のように、-K27パルス・トレイン・オプションで使用できる内蔵信号源を使用する場合(次のスクリーンショット)に当てはまります。

変調セットアップは、テスト・テンプレートで行われます。この下のテンプレートは、1 kHzトーンによる80 %のAMに基づくスキャンを示します。

このテストをレーダーパルスに変更するには、単に信号発生器アイコン(この例ではSMF100A)を右クリックすれば、下のダイアログ・ボックスが表示されます。

このダイアログ・ボックスからわかるように、現在設定されている変調は、内蔵信号源からSMF100Aへの80 %のAMです。低周波発生器1(LFGEN1)が選択され、1 kHzの正弦波を発生するように設定されています。このダイアログでは、これらのフィールドを変更できます。レーダー波形を作成する場合、単にタイプをパルス変調(PM)に変更し、信号源をパルス・トレイン発生器(PGen Train)に変更します。

パルス・トレイン・パラメータにアクセスするには、ファンクション・ジェネレータ・アイコン(SMF-K27)を右クリックします。

このダイアログ・ボックスでは、パルス幅、パルス周波数、パルス・カウント、繰り返し周波数を入力できます。上に示す設定では、50個のパルス(幅3 μs)と3.33 msのオフ時間からなり、シーケンス全体が1秒に1回繰り返されるパルス変調信号が作成されます。これらの設定は、テスト・テンプレートでは以下の図のように示されます。