EMC32-S：増幅器のプロパティ、逆結合経路の減衰

質問：

現在使用しているハードウェア・セットアップでは、2台のパワー・メータが増幅器に接続されており、1台は増幅器のFWD経路、もう1台は増幅器のREV経路を測定します。増幅器のプロパティを見ると、FWD結合経路の減衰しか定義できません。REV結合経路の設定がないのです。これはなぜですか？

回答：

これは正常です。REV結合経路の減衰の入力フィールドが増幅器のプロパティタブに存在するのは、EMC32-K1オプション（EMS測定用の拡張EMSレベル機能）またはEMC32-K3オプション（電波反射室内のEMS測定）を使用している場合だけです。これらのオプションのいずれかがインストールされ、iKeyによって有効にされている必要があります。

ほとんどの場合は、FWD結合経路の減衰を使用するだけで十分です。

その理由は、FWD経路の減衰設定がREV経路にも使用されるからです。対称性結合器に関しては、どんな場合も必ずこれで十分です。

REV結合経路の減衰を個別に設定する必要があるのは、非対称性結合器の場合だけです。