FAQs from Rohde & Schwarz

ZNB - 校正検証が常に失敗する

説明

校正を実行した後、自動校正キットを使って検証しようとしています。しかし、常に失敗します。何が問題なのでしょうか?

解決策

校正検証機能の「基本モード」は、オープン、ショート、マッチ標準のS11、S22など(校正対象のポートに応じて異なります)を測定します。
マッチ標準の反射減衰が非常に大きい領域では、測定結果のノイズが多くなり、±0.2 dBの許容範囲を超えてしまいます。

検証では「アドバンスドモード」を使用してください。このモードでは、各標準の検証を個別に行えます。
「オープン」標準と「ショート」標準の検証が許容範囲内であることだけを確認してください。そうすれば、校正が正しいことを確認できます。
「マッチ」標準は検証に使用しないでください。