ハンドヘルド・ベクトル・ネットワーク・アナライザR&S ZNHはRFケーブルの断線や通信システムコンポーネントの不具合の検出と解析にその威力を発揮するだけでなく、フィールドおよびラボでの26.5 GHzまでのコンポーネント測定にも使用できます。また、R&S ZNH には過負荷から保護するレシーバ・ステップ・アッテネータが両方のポートに組み込まれています。
R&S ZNH の4レシーバ・アーキテクチャは、未知のスルー、オープン、ショート、マッチを使用するUOSM校正をサポートし、異なるコネクタ間での精度の高い校正を実行できます。0.0025 dB RMSの低トレースノイズ、100 dBのダイナミックレンジ、0 dBmの標準最大出力、16,001ポイントの測定ポイント数など、クラス最高のRF性能により、R&S ZNH はRF通信システムの設備と保守や基本的RFコンポーネントの特性評価に最適です。
パワー測定、パルス測定、レシーバの絶対値と比測定などの機能をオプションで追加することにより、フィールドエンジニアはレーダーおよび衛星システムを維持し不具合に迅速に対応することができます。オプションはソフトウェアキーコードにより提供され、簡単に機能追加できます。
R&S ZNH は小型かつ重量わずか3 kgで、ファンレス設計となっており、長いバッテリ寿命、手袋をはめても快適に操作できるスペースの広い大きなキーなど、フィールドでの作業に適しています。7インチのマルチタッチディスプレイは、ラボアプリケーションのスマートフォンと同様のスマートタッチジェスチャを使用しています。R&S ZNHはシンプルで操作が簡単なため、初心者でも事前のトレーニングなしでアナライザを操作することが可能です。測定ウィザード機能により事前に測定の構成を設定でき、また無料のInstrumentViewおよびMobileViewソフトウェアにより、測定データをフィールドからラボに直接転送して、並列で解析を行うことができます。
ハンドヘルドタイプのR&S ZNH は、スペースと予算が限られているR&Dラボ、生産ライン、大学などで、また生産ラインでのフィルタ、アンプ、ケーブル、コネクタ、アンテナといったRFコンポーネントの測定に最適です。
ハンドヘルド・ベクトル・ネットワーク・アナライザ R&S ZNH はローデ・シュワルツ・ジャパンおよび契約代理店からご購入いただけます。
すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.com からインターネットでご提供しています。