Mobile network testing

正確かつ高速なNB-IoTネットワーク測定

NB-IoTアプリケーションには、正常に機能することと十分なネットワークカバレージが要求されます。信頼性の高いNB-IoT接続を保証するために、カバレージを測定する必要があります。ローデ・シュワルツ・モバイルネットワーク・テストは、ネットワークシナリオを使用してDLカバレージを正確に測定できる独自の統合テストソリューションです。R&S®ROMESに接続されたNB-IoTデバイスを使用して通信中のデバイス/ネットワークの相互作用、UL動作、プロトコル、シグナリング負荷、エネルギー効率を測定できます。

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課題

今日のLTEネットワークは、広い帯域幅が必要なマルチメディアサービス向けの高いデータレートを実現できるように最適化されています。要件は、IoTのユースケースによって異なります。IoTアプリケーション用のLTEネットワークは、最高の可用性(屋内への深い侵入)と最低の消費エネルギーを実現できるように最適化されています。地下に配備されたスマートメータのようなIoT設備は、適切な信号を受信するために位置を変更することができません。さまざまなNB-IoTアプリケーション向けに信頼性の高いNB-IoT接続を確保するには、適切なネットワークカバレージが必要です。

NB-IoTはLTEに追加された3GPP規格ですが、完全に新しい無線システムが必要になりカバレージの課題が生じます。新たなNB-IoTネットワークのプランと配備には、次のタスクが不可欠です。

  • NB-IoT RFカバレージの検証
  • NB-IoTサービスパフォーマンス(QoS)の確保
  • 別のテクノロジー(NB-IoT対LTE/GSM)との共存の確認
  • パフォーマンス(QoS、QoE)が悪い場合のトラブルシューティング
  • NB-IoTネットワークカバレッジと他のKPIを比較するためのベンチマーク

これらのすべてのタスクには、高度なNB-IoTネットワーク・テスト・ソリューションが不可欠です。

NB-IoT通信中のデバイス/ネットワークの相互作用、アップリンク動作とプロトコル、シグナリング負荷とエネルギー効率を把握するには追加の測定を行うことが推奨されます。

電子計測ソリューション

正確なNB-IoTカバレージ測定は、十分なRF性能を備えたネットワークスキャナーを最先端の解析ソフトウェアに接続して実行するのが最適です。NB-IoTデバイスを使用して測定すれば、これを実現できると思われるかもしれません。しかし、NB-IoTデバイスは、アクティブな不連続受信(DRX)ウィンドウと省電力モード(PSM)ウィンドウ以外のアイドルモードでしか、セル再選択測定をサポートしていません。NB-IoTデバイスが隣接セルを測定するのは、セルがネットワーク内で構成され、システム情報のブロードキャストメッセージ(SIB-NB4および5)の信号を受信する場合のみです。したがって、正確なNB-IoTカバレージ測定を実行するにはネットワークスキャナーが最適です。しかし、以下のようなスキャニングレシーバーにNB-IoTデバイスを追加して得られる測定はやはり有用です。

NB-IoTデバイスに基づいたNB-IoTネットワーク測定により、NB-IoT通信中のデバイス/ネットワークの相互作用、アップリンク動作とプロトコル、シグナリング負荷とエネルギー効率を把握できます。

  • 正確なNB-IoTカバレージソリューションは、ローデ・シュワルツのネットワークスキャナー(R&S®TSMW、R&S®TSMA、R&S®TSME)とR&S®ROMES4 ドライブ・テスト・ソフトウェアで構成され、ネットワークの最適化とトラブルシューティングに対応します。
  • R&S®ROMES4 ソフトウェアとNB-IoTデバイス(主要なチップセットメーカーのNB-IoT/eMTCチップセットがベース)で構成されるフルソリューションにより、デバイス/ネットワークの相互作用とIoT通信の効率を詳細に解析できます。
  • R&S®ROMES4NPA 問題解析ソフトウェアは、スキャナーとUEデータの両方を解析できます。
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結果と主な利点

ローデ・シュワルツは、ネットワークスキャナーおよびNB-IoTデバイスが統合されたNB-IoTテストソリューションを提供しています。NB-IoTデバイスは、シングルソースの解析ソフトウェアに接続されます。

主な利点を以下に示します。

  • スキャナーのマルチテクノロジー機能(GSM、LTE、NB-IoT、スペクトラム、RFパワースキャンなど)を使用したさまざまな共存テクノロジーの評価 隣接キャリア/スペクトラムに対するNB-IoTの影響の評価
  • ネットワークスキャナーでしか取得できない正確なDL RFカバレージ情報
  • R&S®ROMES4へのNB-IoTデバイスの接続によるサービスパフォーマンスの測定
    • 成功率、セットアップ時間、ユーザー・データレート、遅延などのアプリケーションレイヤーKPI
    • スペクトラム効率、遅延、エネルギー効率、リソース使用率、カバレージ(DL/UL)などのネットワークパフォーマンス指標
  • さまざまなNB-IoTチップセット/モジュールメーカーをサポート
  • 実証済みのアルゴリズムとスキャナー性能をベースとした既存のR&S®TSMx スキャナーハードウェアの再利用によるコスト効果ソフトウェアアップグレードによってNB-IoT機能を利用可能
  • R&S®TSMxの非常に高速なLTE/GSM(マルチテクノロジー)スキャニングで高速な運転/歩行テスト(同じ時間で多くの測定が可能)を実行して、OPEXに優れたLTE/GSMでNB-IoTキャリアの影響を検証可能
  • 軽量のスキャナーハードウェアによって、歩行テストを含むさまざまなユースケースに対応(▷地下にあるNB-IoTキャリア(スマート・パワー・メータ)や都市の密集したUEアプリケーション(例:パーキングメータ)の検証)
    • R&S®TSMAにはショルダーバッグが付属し、R&S®ROMES4はタブレットで制御可能(小型かつ軽量な歩行テストソリューションで屋内/屋外アプリケーションに対応可能)
  • 未来に対応可能なテストソリューション:既存および未来のスキャナー製品(R&S®TSME、R&S®TSMA、R&S®TSMW)で適切なテクノロジー・ソフトウェア・オプションを使用して、NB-IoTスキャニングをサポート可能
  • 周波数レンジ:最大6 GHzまでのすべてのバンドでのNB-IoT測定
  • 同様の外観と操作性:NB-IoTソリューションは、LTEなどの他のテクノロジーと同様の自動チャネル検出(ACD)のような独自機能を提供し、容易に使用できる同様の外観のGUIを備えています。
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特長

スキャナーの主要な機能とR&S®ROMES4解析ツールと併用することにより、カバレージ(基準信号受信パワー、RSRP)と信号品質(キャリア対干渉ノイズ比、CINR)の測定を実行できます。スキャナーにより、市販のスマートフォンやNB-IoTデバイスよりも優れたRF確度で測定できます。スキャナーで、感度およびダイナミックレンジのしきい値に入っているすべての認識セルのRSRPの数値を測定でき、同時に、使用可能なすべてのNB-IoTセル(および正確なカバレージ)を詳細に解析できます。

ネットワークスキャナーは、常に受動的に機能するため、測定時に稼動中のネットワークに影響を与えません。

R&S®ROMES4 ソフトウェアツールは、接続されたNB-IoTデバイスからのデータを解析することもできます。NPAの機能(スキャナーおよびUEの問題特定解析)によって、NB-IoTネットワークとデバイス間の通信を詳細に解析できます。

結果サンプル:スキャナー測定 – NB-IoTおよびLTE
結果サンプル:スキャナー測定 – NB-IoTおよびLTE
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