FAQs from Rohde & Schwarz

NGMの電力計 - 測定周波数

説明

NGM電源を使用しています。内部電力計でデータを収集するのに使用しているサンプリングレートを教えていただくことはできますか?
常に500 kHzで読み取りを行っているのでしょうか、それともディスプレイのリフレッシュレートに準じて約10 Hzで読み取りを行っているのでしょうか?

解決策

NGMは、500 kSa/sでの表示値に基づいてほぼすべての統計値を計算しています。この方法で取得した測定値は、その後積分計算に供給されます。

電力測定では、内部ADC(デルタシグマ)の読み取りを1 kSa/sで行っています。ただし、これは約100 kHzの帯域幅をカバーしています。デルタシグマADCはコンバーターの原理を用いてすでに平均化されているため、この周波数までのピークは計算に含まれます。これよりも周期の速いピークやそれぞれの周波数成分を記録する必要がある場合は、FastLog値を別に評価する方が効果的なソリューションになります。

また、最も高い測定レンジ(20V/10Aレンジのリードバック値)も1kSa/sで記録されます。