ローデ・シュワルツは、デザイン、認証、および製造などのさまざまな段階で利用できるBluetooth®テスト用の幅広いテストソリューションを提供
Bluetooth®は、グローバルに利用可能な2.4 GHzのISMバンドで動作する周波数ホッピングスペクトラム拡散テクノロジーで、最初のバージョンが開発されたのは20年前のことです。当初は、アドホックなネットワーク構成で約700 kbit/sで特定のプロトコル・スタック・プロファイル(オーディオ、ファイル交換、ビデオなど)に基づいてデータ接続を行うことを目的としていました。Bluetooth® 2.0仕様では、最大3 Mbit/sのエンハンスド・データ・レート(EDR)の仕様が定められました。さらにBluetooth® SIGは低消費電力化の流れに沿って、Bluetooth® Low Energy(LE)テクノロジーの仕様化に着手しました。LEは、超低電力のデータ通信を必要とする、さまざまな種類のウェアラブル、周辺機器、IoTデバイスで一般に使用されています。また、Bluetooth® SIGは、Bluetooth® 5の長距離通信、高いデータレート、および高度なアドバタイズ機能を通じてモノのインターネット分野に利用範囲を広げていこうとしています。Bluetooth®仕様5.1では、例えば屋内で高精度な位置決定を行えるようにするため、機能のさらなる拡張が図られています。バージョン5.2では、Bluetooth® LE用のオーディオサポートとパワー制御機構が追加されています。
ローデ・シュワルツのBluetooth®用テストソリューション
ローデ・シュワルツの電子計測ソリューションは、Bluetooth®コア仕様v1.2/2.0/2.1/3.0+HS/4.0/4.1/4.2/5/5.1/5.2に加えて、Bluetooth® Basic Rate、EDR、LEをサポートしています。RFテスト用のR&S®CMW 無線機テスタはBluetooth® SIGの認定を受けています。同じ機器でBluetooth®、無線LAN、およびその他の非セルラーテクノロジーとセルラーテクノロジーをサポートしているため、ローデ・シュワルツはIoTデバイスの検証を行うのに最適です。ローデ・シュワルツはイノベーションリーダーとして、シグナリングモードでの独自のBluetooth®テストソリューションを提供しています。このテストソリューションを利用すると、Bluetooth®デバイスをOTAで容易にテストできます。