プローブ測定の基本テクニックを身につける

ノイズや耐久性の課題など、現場使用に何かと悩みの尽きないオシロスコープのプローブ。このページでは、プローブが使いにくい、壊れやすいとお困りの方に、まずは知っておいていただきたい、タイプ別の適切なプローブの選択方法、補正方法、測定テクニックなどに関する基本事項を学べます。

Understanding Oscilloscope Probing – Best Practices_jp.mp4
知っておくと便利な8つの測定テクニックとヒント

知っておくと便利な8つの測定テクニックとヒント

まず、オシロスコープ用の各種プローブを扱う上で、知っておくと便利な8つのテクニックやヒントを約10分程度の動画にまとめてご紹介します。様々なプローブタイプについて理解を深めたい方には、アーカイブにある各タイトルの動画をご利用ください。

様々なプローブタイプについて理解を深める

Understanding Passive Probes -JP

初めての方へ:パッシブプローブの基礎

普段何気なく使用しているパッシブプローブについて正しく理解できていますか?このビデオでは、パッシブプローブがどのようなものであるかについてと、オシロスコープを使う上でパッシブプローブがどのように使われるかについて、簡単に解説いたします。講義テキスト(PDF)とあわせてご視聴いただくことで、より理解が深まります

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Understanding Probe Compensation_jp

1.プローブの補正方法について

プローブ補正の基礎

オシロスコープで測定を行う際に、不正確な測定結果に困った経験はありませんか?もしかしたらお使いのプローブが補正不足であることが原因かもしれません。このビデオでは、プローブ補正について、その技術背景や補正の仕方、そして、その重要性について簡単に解説します。講義テキスト(PDF)とあわせてご視聴いただくことで、より理解が深まります。

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Understanding Active Probes_jp

2.アクティブプローブについて

アクティブプローブの基礎

シングルエンド・アクティブプローブは標準的なパッシブプローブに比べて多くの点で優れています。このビデオではシングルエンド・アクティブプローブについて、特定のオシロスコープアプリケーションでシングルエンド・アクティブプローブが使用される理由も交えながら、簡単に解説いたします。

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差動プローブの基礎

3.差動プローブの基礎

差動測定、すなわち非接地の2点間の電圧を測定しなければならないケースはありませんか?差動測定を行う上で推奨される方法は差動プローブを用いる方法です。このビデオでは、差動プローブについて、わかりやすく解説します。

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Understanding Current Probes_jp

4.電流プローブの基礎

電圧を時間の関数として計測するオシロスコープで電流を測定する際に使用する電流プローブについて、その仕組みや押さえておかなければならない3つの重要なポイントについて解説いたします。

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Understanding Near Field Probes_jp

5.近磁界プローブの基礎

EMIプリコンプライアンステストを効率よく実施するためには正しい近磁界プローブの選択と使用が重要です。このビデオでは、電界プローブと磁界プローブの背後にある基本原理や、それらを用いたエミッション発生源の特定方法について解説します。

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Probe Basic JP

パワーエレクトロニクス関連に

差動電圧プローブの基礎

非接地の2点間の電圧を測定する差動測定は、スイッチングモードの電力トランジスタにおけるゲート・ソース間の高電圧や、USBやCANなどの差動信号の測定で活用されるプロービング手法です。差動電圧の測定には、2つのグランドに接続されたシングルエンドプローブを使用し、オシロスコープの演算機能で測定した電圧値の差を求める疑似差動アプローチもありますが、ほとんどの場合、「差動電圧プローブ」を使用する方法が推奨されます。差動電圧プローブは、CMRR, DMR, そして CMRという重要な仕様があります。さらにパワーデバイスへの応用が進むGaNやSiCなど、高周波で高いCMRRを求められる測定には磁場や温度変化などの外乱影響が少ない絶縁プローブ・システムが強く推奨されます。