4章:真犯人の特定 小さい近磁界プローブを用いた測定
これまでの測定結果から、DC-DCコンバータ、プロセッサ、そしてギガビット・イーサネット物理層の3つが真犯人の容疑者候補として名前が挙がっています。決定的証拠ともいうべきノイズの発生源を、ローデ・シュワルツの近磁界プローブR&S HZ-15を用いて測定した結果をまとめました。
これまでの測定結果から、DC-DCコンバータ、プロセッサ、そしてギガビット・イーサネット物理層の3つが真犯人の容疑者候補として名前が挙がっています。決定的証拠ともいうべきノイズの発生源を、ローデ・シュワルツの近磁界プローブR&S HZ-15を用いて測定した結果をまとめました。
これらの結果から、ノイズを発生させていた真犯人が特定できました。
しかし、ノイズの発生を抑える対策をするためには、さらになぜノイズが発生するのか、という真犯人の犯行の動機(ノイズ発生の根源)を知る必要があります。これに関してもRTOオシロスコープを使用することで、簡単に特定ができます。
説明をシンプルにするために、次章ではDC-DCコンバータに注目して測定した結果を紹介します。
オシロスコープは、間違いなく、電子技術者が使用することを目的として作成された最も優れたツールの1つです。現代のアナログオシロスコープの作成から50年以上の間に、オシロスコープ、オシロスコープの動作原理、使用方法、オシロスコープのアプリケーション固有の動作例に関して、何百もの有用な文書や何千もの記事が書かれてきました。