1月 24, 2019

R&S NGL200直流電源シリーズは、特にモバイル通信およびIoT分野のユーザーに最適です。 R&S NGL201(1チャネルモデル)とR&S NGL202(2チャネルモデル)は、各チャネルあたり最大60 Wの出力パワーを供給します。 出力チャネルはフローティングで、電気的に絶縁されており、過負荷やショート回路から保護されています。 電源はシンクとしても制御でき、バッテリ特性をシミュレートすることが可能です。 このシリーズは、静電容量式タッチスクリーンや、大型の高解像度ディスプレイを採用することで操作性が向上しています。 最適化されたユーザーインターフェースは直感的で、温度制御されたファンは非常に静かな動作を保証します。 万が一の障害発生時にも、豊富な安全機能がDUTと電源を保護します。
極めて速い過渡応答時間
IoTデバイスや、バッテリ駆動デバイスへの電力供給、あるいは半導体のテストに使用される電源は、電圧降下やオーバーシュートなしに数µAからアンペアレンジまでの負荷変動に対応できなければなりません。この電源は、30マイクロ秒未満の高速過渡応答時間と最小限のオーバーシュートにより、こうした厳しい要求にも対応可能です。
ソースまたはシンクとしての動作
出力段がリニア2象限設計であるため、R&S NGL200直流電源リーズはソースモードとシンクモードとして動作し、ソースモードからシンクモードに自動的に切り替わります。
最小残留リップルと低ノイズ
R&S NGL200直流電源リーズは、非常に安定した出力パワーと電流を供給するためにリニア・レギュレーションを備えています。 このため、敏感なモジュールへの電力供給や、パワーアンプやMMICの開発に適しています。
最大6½桁分解能の測定値
R&S NGL200直流電源シリーズは、電圧、電流、および電力の測定に最大6½桁の分解能を備えているため、スタンバイ・モードで低消費電力、全負荷動作で大電流のデバイスの特性評価に最適です。 測定レンジ全体をカバーするため、測定レンジを切り替える必要がありません。 多くの場合、追加のデジタルマルチメータは必要ありません。 これによりスペースとコストを節約し、テスト設定を簡素化します。
インタフェース、オプション、価格
チャネル出力に加えて、R&S NGL200直流電源シリーズはセンスライン用のコネクタを提供します。 USBおよびLANインタフェースは、リモートコントロール用の標準としてインストールされています。 R&S NGL-K102オプションはWLANサポートを追加します。 デジタル入出力はR&S NGL-K103オプションで利用でき、R&S NGL-B105ハードウェア・オプションはGPIB(IEEE-488)インタフェースを提供します。
R&S NGL200直流電源シリーズの本体価格は、R&S NGL201(1チャネルモデル)は247,000円、R&S NGL202(2チャネルモデル)の場合は377,000円です。
詳細については、 https://www.rohde-schwarz.com/product/ngl200を参照してください。
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツはテクノロジーグループとして、電子計測、テクノロジーシステム、ネットワーク/サイバーセキュリティの分野の最先端ソリューションを提供することで、安全でつながり合った世界の実現を先導する役割を果たしています。創業から85年を超えるこのグループは、全世界の産業界と政府機関のお客様にとっての信頼できるパートナーです。2021年6月30日現在、ローデ・シュワルツは世界中に約13,000人の従業員を擁しています。独立グループは、2020/2021会計年度(2020年7月~2021年6月)に22億8,000万ユーロの純収益を達成しました。本社はドイツのミュンヘンにあります。
R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。