ローデ・シュワルツの加速器物理学用RFアンプ

粒子の加速には、特定の周波数かつ高RFパワーでドライブされる空洞共振器が必要です。ローデ・シュワルツは、周波数レンジ9 kHz6 GHz、最大CWパワー80 kWのさまざまなRF半導体アンプを提供しています。

amplifiers-accelerator-physics_ac_3607-4464-92_01a.png

要件

線形加速器(LINAC)、円形加速器、蓄積リング、ビーム安定化のためのフィードバックループのいずれを使用する場合でも、電子、陽子、イオンに必要な運動エネルギーを加えるには、位相安定度が高く、位相雑音が低い、強力で信頼性の高いRFアンプが必要です。

技術ソリューション

ローデ・シュワルツは、70年以上にわたり、放送、EMC、物理学、エンジニアリングの各アプリケーション向けに、空冷式/液冷式ハイパワーアンプを製造してきました。製品は幅広く、周波数レンジ9 kHz6 GHz、最大CWパワー80 kWの狭帯域/広帯域半導アンプなど多岐にわたります。

これらのアンプは、アプリケーションによって、A、AB、Cのクラスがあります。どのクラスも、短い位相遅延、高い位相安定度、低い位相騒音、一定の利得など、優れたRF特性を備えています。また、高いパワー密度を持つ一方で、高効率性、高可用性、不整合耐性も備えています。

これらのアンプは、高速パルスドCW信号だけでなく、一般的な変調モードもすべてサポートしています。一部のモデルで利用可能な高速アンプ・ミュート・オプションでは、RF出力信号を熱雑音-174 dBm1 Hz)に非常に近いレベルまでブランキングすることができます。

LAN、GPIB、さらに一部のモデルではパラレルI/Oインタフェースを使用して、アンプを制御システムに簡単に統合することができます。制御コマンドとアラームメッセージは、Simple Network Management Protocol(SNMP)またはSCPI(プログラマブル計測器用標準コマンド)で利用することができます。

例:LINACで使用されるRFアンプシステム
例:LINACで使用されるRFアンプシステム

用途

LINACまたは円形加速器用RFアンプシステム

ローデ・シュワルツの半導体アンプは、クライストロンまたは誘導出力管(IOT)アンプ、または加速器チェーンでのメインアンプとして使用できる理想的なドライバーアンプです。ローデ・シュワルツは、蓄積リングでの粒子ビームのサイズとエネルギー分散を低減するなどの目的で、フィードバックループ用の広帯域アンプも提供しています。

高速アンプ・ミュート・オプションによる高速RF出力信号

一部のモデルで利用可能な高速アンプ・ミュート・オプションは、RF出力信号のノイズパワーをわずか数マイクロ秒で熱雑音-174 dBm1 Hz)に非常に近いレベルまで引き下げます。RF信号は、すぐに公称出力パワーに戻ります。ミュート機能はTTL入力で制御します。

RFアンプシリーズ周波数レンジ最大CW出力パワー
R&S®BBA150 9 kHz6 GHz 2.5 kW/200 W
R&S®BBL200 9 kHz250 MHz 10 kW
R&S®TxR9 87.5 MHz108 MHz 80 kW
R&S®TxV9 170 MHz254 MHz 32 kW
R&S®TxU9 470 MHz862 MHz 80 kW
例:フィードバックループで使用されるRFアンプ
例:フィードバックループで使用されるRFアンプ