IEEE 802.11be EVM測定に関するヒント
このアプリケーションノートでは、無線LANトランスミッターの主要な性能パラメータの1つであるエラーベクトル振幅(EVM)の測定を最適化する方法について、その技術的な背景をいくつか紹介しガイダンスを提供します。
IEEE 802.11be Extremely High Throughput(EHT)は、Wi-Fi 7とも呼ばれる、IEEE 802.11規格の最新の修正版で、今も進化し続けています。この修正版では主に、スループットの向上に重点を置いています。そのために、現在実装されている最も顕著な変更を以下に示します。
► 新しい変調方式:4096-QAM(4K-QAM)
► 帯域幅の拡大: 320 MHz
► 16x16 MU-MIMOのサポート
► OFDMAでのリソース割り当ての拡大
このため、測定機器には特殊な要件が課せられます。