R&S®RTO2000によるIoT機器のテスト
RF信号解析にフォーカス
RF信号解析にフォーカス
IoT(Internet of Things)ソリューションの必要性は、急速に高まる可能性があります。ほとんどの場合、エンベディッドデザインに無線通信モジュールを追加します。IoTシステムのデザインとデバッグでは、さまざまな測定を行う必要があります。電圧や時間の測定にオシロスコープを使い慣れている開発者は、必要な他の測定にもオシロスコープを使用したいと考えています。R&S®RTO2000マルチドメインオシロスコープなら、それが可能です。
無線エンベディッドIoTシステムの開発中にローデ・シュワルツ・デジタル・オシロスコープ・ソリューションで実行できる代表的な測定作業 | ||
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課題 | 必要な機能 | 製品の特長 |
電力管理の検証 |
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チップセットの相互接続テスト |
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無線モジュールのテスト |
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システム全体の検証 |
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EMIデバッグ |
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無線モジュールのデータ捕捉、処理、通信のタイミング解析
スクリーンショットの上部は、IoTモジュールのGSMインタフェースの消費電力の経時変化と、モデムインタフェースでのデータトラフィックを示します。RFおよび電源の電圧と電流は、アナログチャネルで測定されます。デジタルチャネルは、UART経由でモジュールのモデムインタフェース通信を捕捉し、プロトコルをデコードします。右上には、GSMバーストのスペクトラムが表示されます。
無線信号の解析
オプションのR&S®VSE ベクトル信号解析ベース・ソフトウェアは、R&S®RTOのR&S®RTO-K11オプションでリアルタイムに捕捉されたI/Qデータをロードし、詳細な解析結果を表示します。R&S®VSEソフトウェアのこのベースバージョンは、振幅、スペクトラム、統計、I/Qベクトル解析を行います。スクリーンショットの下部は、GSMベースの振幅、パワー対時間(PvT)測定、変調スペクトラムを示します。さらに、変調精度と変調スペクトラムが表形式で表示されます。
IoT測定の推奨構成を以下の表に示します。この構成は、必要に応じて拡張することができます。例えば、購入後でも、NRZ/マンチェスタープロトコルのカスタムデコード、I/Q信号捕捉、ベクトル解析ソフトウェアを追加することができます。アクティブプローブと電流プローブのポートフォリオも幅広く取り揃えています。
概要 | 型番 | オーダー番号 |
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デジタル・オシロスコープ(チャネル数2、帯域幅3 GHz、 1チャネルあたりサンプリングレート10 GSa/s、1チャネルあたりサンプリングメモリ50 MSa) |
R&S®RTO2032 | 1329.7002.32 |
I/Q ソフトウェアインタフェース | R&S®RTO-K11 | 1329.7360.02 |
ライセンスドングル(PCソフトウェアのライセンス) | R&S®FSPC | 1310.0002.03 |
ベクトル信号解析ベース・ソフトウェア | R&S®VSE | 1320.7500.06 |
GSM測定アプリケーション(GSM、EDGE、EDGE Evolution、VAMOS対象) | R&S®VSE-K10 | 1320.7574.02 |