WLAN/Wi-Fi – 家庭、オフィス、ホットスポットを接続

WLAN/Wi-Fi

Wi-Fi/無線LAN接続のテスト

家庭、オフィス、工場を接続

Wireless Local Area Network(無線ローカルエリアネットワーク、無線LAN)テクノロジーはIEEE 802.11規格シリーズに基づき、過去25年間で最も成功した無線通信テクノロジーの1つです。アクセス方式として直交周波数分割多重化方式(OFDM)を使用し、通常は免許不要バンド(2.4 GHz、5 GHz、6 GHz、60 GHzなど)で動作します。現代の無線通信ネットワークにおいて、各種デバイスのトラフィックの重要な部分を支えています。

第6世代のWi-Fi(Wi-Fi 6)は、IEEE 802.11ax規格に基づいており、通信効率の向上とともに、新たに利用可能になった6 GHzスペクトラムで動作する最初のテクノロジーです(Wi-Fi 6E)。第7世代(Wi-Fi 7)IEEE 802.11be/EHTに基づき、こちらも極めて高いスループットを提供します。IEEEはすでにその次の世代のWi-Fi(Wi-Fi 8)を開発中であり、ユーザーエクスペリエンス向上と超高信頼性を目指しています(IEEE 802.11bn/UHR)。

Wi-Fiのユースケース

無線LANはさまざまな環境で無線データサービスに欠かせない存在となっています。リモートワーク、ホームスクーリング、ビデオ会議、さまざまなエンターテイメントアクティビティ(ゲーム、ストリーミング、シェアリングなど)でWi-Fiが使用されています。

ビデオトラフィックの需要は、視聴時間の増加、ビデオコンテンツの多様化、高解像度への移行に伴って伸び続けています。無線LANのユーザーは、スマートフォンからXRグラスまで、どのような無線デバイスでゲームやクラウドコンピューティングを利用する場合でも、信頼性の高い、ほぼリアルタイムのエクスペリエンスを期待しています。

Wi-Fiは、家庭やオフィスでのモノのインターネット(IoT)デバイスの接続でも中心的役割を担っています。また、Connectivity Standards Alliance(CSA)のスマートホームの共通規格、Matterに不可欠な要素でもあります。

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Wi-Fiデバイスのテスト

Wi-Fiの世代が進むたびに、ユーザーの期待に応えるため、無線設計は複雑化します。Wi-Fiデバイス、アクセスポイント(AP)、およびステーション(STA)を製品ライフサイクルの各段階でテストすることは、規格や規制への準拠、品質目標の達成、カスタマーエクスペリエンス向上に不可欠です。

Wi-Fiエコシステムでは、業界コンソーシアムと利益団体により、テストの要件とセットアップが定義されています。テストは、以下の3つのグループに分けられます。

  • ノンシグナリングテスト:初期の研究開発段階、設計検証テスト(DVT)、高度自動化製造環境で行われる、物理層のコンプライアンステストとパフォーマンステスト
  • シグナリングテスト:上記の物理層より上のレイヤーに関係する、より複雑な測定作業
  • 基準STA/AP:主にWi-Fi Alliance認証に使用される基準デバイスのシグナリングテスト
Wi-Fiデバイスのテスト

Wi-Fi/無線LANテスト用のソリューション

ローデ・シュワルツは、Wi-Fi APテストとWi-Fi STAテスト向けに電子計測ソリューションを幅広く提供しています。

  • 無線LANコンポーネント。アンテナ、フィルター、パワーアンプなど
  • チップセット
  • モジュール
  • デバイス

当社のポートフォリオの中には、必要な周波数と帯域幅の複数のストリームを発生でき、優れたRF性能を示すベクトル信号発生器のような、独自のテスト機器が含まれています。また、必要な確度、速度、信号解析帯域幅を備えた信号/スペクトラム解析ソリューションも含まれています。これらのソリューションは主に、R&D、検証、品質保証、規制テストに使用できます。

自動ノンシグナリングテストについては、必要なチップセットインタフェース、テスト自動化機能、お客様の自動テスト環境(ATE)との統合機能を備えたオールインワンのソリューションを提供しています。このソリューションは、RF性能を非常に高い確度で測定します。

当社のマルチテクノロジー通信テスタは、APやSTAのトランスミッター/レシーバーのRF特性を測定するためのオールインワンソリューションです。シグナリングモードの動作では、エンドツーエンドの性能を評価し、プロトコルスタック(アプリケーションレイヤーを含む)の解析とセルラーネットワークとの相互運用(Wi-Fiオフロード)を実行できます。これは、最新世代以降のWi-Fiでますます重要になる機能です。

Wi-Fi/無線LANテストソリューション

Wi-Fi 7 - IEEE 802.11beテスト

320 MHzチャネル、4096QAM変調、マルチリンク動作の使用により、極めて高いスループットを実現する規格です。

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Wi-Fi 6/6E - IEEE 802.11axテスト

OFDMAに基づく効率改善を実現する規格であるため、正確なテストがこれまで以上に重要になります。

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Wi-Fi 5 - IEEE 802.11ac PHYテスト

新しいRF機能であり、160 MHzチャネル、8x8 MIMO、MU-MIMOをサポートする規格です。

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WLAN IEEE 802.11ad/ayテスト

802.11ad/ayはミリ波周波数で動作し、デバイステストのベンチマークとなる規格です。

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WLAN IEEE 802.11pテスト

困難なRF環境の車載用アプリケーションに使用されるWi-Fiテクノロジーです。

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Wi-Fiとセルラーの統合

モバイルネットワークにWi-Fiを統合するには、相互運用テストと共存テストが必要です。

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Wi-Fiの歴史と未来

無料ポスター:Wi-Fiの歴史と未来

Wi-Fiの30年以上の歴史に関心があっても、Wi-Fi仕様の数の多さにとまどっておられるかもしれません。このポスターを見れば、以下のことが網羅的に理解できます。

  • 最初のWi-Fi 802.11bから最新の802.11be(別名Wi-Fi 7)までの番号付けと構成
  • 帯域幅、スペクトラム、変調、アンテナ方式に関するテクノロジーの進化
  • 車載用アプリケーション(11p、11be)、IoTのユースケース(11ah、11af)、カウチ/デスクトップネットワーク(11ad、11ay)向けのWi-Fiのさまざまなバリアント

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