R&S®Essentials | デジタルオシロスコープとプローブの基礎
オシロスコープの基本操作
オシロスコープの正しい操作と実測データの検証には、オシロスコープとその4つのシステムの基礎的理解が不可欠です。ここでは、オシロスコープを使用して基本的な電圧対時間の測定を行うために必要な設定の概要について説明します。
オシロスコープとは?その基本的な使い方とは?
オシロスコープは、電圧対時間の測定および表示を第一目的としています。他にも、電気的/電子的設計や、あらゆる電気装置のテストおよびデバッグなどの用途に幅広く使用されます。
オシロスコープは、周期波形または繰り返し波形の電圧対時間を表示します。最新のデジタルストレージオシロスコープは、非周期波形を容易に表示および保持することもできます。ほとんどの最新式オシロスコープは、基本機能である電圧対時間の表示のほかに、多くの追加機能を備えています。例えば、以下のような機能があります。
- ピークツーピーク電圧(Vpp)または周波数の自動測定
- シリアルバスとミックスドシグナル解析の表示
- 信号の周波数ドメイン解析(スペクトラム・アナライザと同様)